もう底が見えない東京株式市場・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■もう底が見えない東京株式市場・・・
1万2000円まで下落の恐怖
公開日:2020/03/14
株価の下落に歯止めがかからなく
なってきた。
世界の株式市場は、売りが売りを呼び、
軒並み高値からの下落率が2割を突破、
「弱気相場」に突入している。
ウォール街では、20%超の下落を
「弱気相場」とみなし、経験則から
「弱気相場」に入ると、投資家が悲観
を強め、株安を加速させるとみなされ
ている。
この「世界同時株安」はどこまで進む
のか。
◇ ◇ ◇
13日の日経平均株価は、前日比
1128円58銭安の1万7431円
05銭と、3年4カ月ぶりの安値水準
に沈んだ。
年初来高値である2万4115円から、
約3割もの下落である。
わずか1週間で3000円以上の下落
だから異常だ。
NYダウも連日、「過去最大の下げ幅」
を記録。
きのうは大幅に戻したが、この1週間
の下げ幅は2600ドルを超えた。
いったい底値はいくらなのか。
市場が想定しているのは、日経平均
1万7000円だ。
「マーケットには『3割高下に向かえ』
という相場格言があります。株価がある
地点から3割変動したところが売買ポイ
ント、という意味です。格言に従うと、
買いどころは1万7000円です。資金
力のある個人投資家も1万7000円を
“買い場”とみていた。実際、きのうの市場
も一時、1万7000円を割った後、買い
が入っています。ただ不安なのは、 1万
7000円の抵抗ラインを突破してしまう
と、次の抵抗ラインが見えないことです。
高値の半値である1万2000 円まで下落
するという声もあります」 (兜町関係者)
■“恐怖指数”が70を超えた
この「世界同時株安」の怖さは、
パンデミックが原因になっていることだ。
しかも、いつ終息するのか見通しも立たない。
はたして「相場格言」が通用するのかどうか。
経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「もはや、NY市場も東京市場も、
チャートでは説明がつかない相場に
なっています。過去の経験則は役立
たないと考えた方がいいでしょう。
なにしろNY市場は、短期間に2回
もサーキットブレーカーが発動され
た。いずれも取引直後です。サー
キットブレーカーは、大恐慌のよう
な事態が起きないように、市場を冷や
すために設けられた制度です。なの
に、取引再開後、さらに下落している。
普通の投資家は怖くて手を出せないで
しょう。実際、いわゆる “VIX(恐怖
指数)”は70を超え ました。通常、
恐怖指数は20以下。 40を超えると
投資家は危険を感じ る。それが60を
大きく超えている のだから異常事態です。
東京市場も、 1万7000円で下げ止ま
る保証は どこにもありません」
いま日本経済には、好材料がひとつ
もない。
あっという間に株価1万2000円 まで
下落してもおかしくない。
【転載終了】
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昨夜のNYは、先物もプラスで終了
しています。
来週の日経の暴落は一旦に止まった
と見てもいいのでしょうかね?
ただ、一休みで暫くしたらまた、
下がりそうな気もしますが。
如何に?
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