GPIF22兆円の損失 ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■GPIF22兆円の損失
株価暴落&運用失敗でまた年金が消えた
公開日:2020/03/18
もはや、東京市場は底が抜けた状況だ。
3月に入ってから4300円も下落し、
17日の日経平均株価も1万7011円 と、
1万7000円割れ目前である。
深刻なのは、国民の「年金資産」を
運営しているGPIF(年金積立金管理
運用独立行政法人)も大損していること
だ。
GPIFは国民の年金保険料160兆円
を運用し、そのうち50%を国内外の株式
に投じている。
株価が下落すれば、当然、国民の年金資金
も大きく毀損することになる。
これまでもGPIFは、株安に襲われる
たびに年金資産を減らしてきた。
2015年7~9月期は8兆円、
18年10~12月期は14兆円もの運用
損を出している。
今回の株価暴落でも、大損しているのは
間違いない。
はたして、どのくらいの損失を出して
いるのか。
17日の衆院厚労委で、無所属の山井和則
議員が、衝撃的な試算を公表している。
なんと、3月16日時点
(平均株価1万7002円)で、
22兆1000億円もの運用損を出して
いるというのだ。
過去最大の損失額である。
GPIFの運用失敗は、他人事ではない。
国民が受け取る年金が大幅にカットされる
からだ。
安倍首相は16年2月、
「想定の利益が出ないなら当然、支払いに
影響する。給付にたえる状況にない場合は
給付で調整するしかない」と、衆院予算委
でハッキリ答弁している。
しかし、ただでさえ国民は年金を減らさ
れているのに、GPIFの運用失敗のツケ
まで回されたら、国民はタマらない。
だいたい、GPIFがここまで株価下落の
影響を受けるのも、安倍政権が大量に株を
買わせてきたからだ。
従来、GPIFが株式投資するのは全体の
24%だったのに、株価を上げたい安倍政権
が14年、50%に引き上げてしまった。
しかも、この先、株価は1万6000円、
1万5000円とさらに下落していく可能性
が高い。
そうなれば年金資産も減っていく。
国会質問した山井議員がこう言う。
「一番の問題は、政府もGPIFも説明
責任を果たそうとしないことです。GPIF
が運用している資金は国民から預かったもの
です。なのに、運用状況をスピーディーに
公開しない。1~3月期の運用実績は、7月
に公開するの一点張りです。これでは国民の
年金不信、年金不安は強まる一方です」
また、国民の年金が消えることになる。
【転載終了】
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髙橋則広・理事長、
三石博之・理事(総務・企画等担当)、
水野弘道・理事(管理運用業務担当)
が3月31日に全員一斉に退任すること
が決まっています。
最終的に損失の責任が有耶無耶になる
可能性がありますね。
更に損失が膨らむのも覚悟した方が
よさそうですね。
問題は、安倍政権が日銀とGPIF
を使って株高を操作していたことです。
暫く、17000円以上にはならない
可能性があります。
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