日本では未報道の新型コロナウイルス情報!

 MONEY VOICE 


 【転載開始】 


 なぜ日本の新型コロナ致死率は異常に高い? 

  臭覚・味覚異常が感染の兆候か 

 2020年3月30日 

 ※長文ですが、重要なので全文掲載。 


 新型コロナについて、日本ではほとんど 

 報道されない情報。


 ■日本では未報道の新型コロナウイルス情報  


 いま世界では、新型コロナウイルスの 

蔓延を契機として、ニューヨークやパリ 

などを含めた世界主要都市のロックダウン、 

世界経済の急速な景気悪化、「CLO」 

などの企業ローンの破綻が引き金となる 

金融危機などをはじめとして、数え上げ 

ればきりがないほどの危機的な事態が 

起こっている。  


 また、シリアにおけるトルコとロシア 

の対立や、原油安なども新たな局面を 

向かえている。 

さらに、米シェールオイル産業の破綻に 

よる金融危機懸念もある。  


 通常であればこれらは、なんらかの 

危機の引き金になる可能性のある大きな

問題だ。 

だが、新型コロナウイルスのパンデミック 

で世界が混乱しているいま、これらの問題 

はどれも色あせて見えてしまう。  


 これらの問題はおいおい書くとして、 

今回もいまもっとも世間の関心が高い 

新型コロナウイルスに関して、日本では 

ほとんど報道されていない情報を中心に 

紹介する。


 ■日本の異常に高い致死率  


 3月25日、小池都知事は、これまででは 

最大の1日で41人の都内感染者の増大に 

対応して、現在が「爆発的感染の重大局面」

 であるとして、週末の不要不急の外出自粛 

を要請をした。  


 これは首都圏閉鎖の最初の兆候の可能性 

がある。 

おそらく比較的に早い時期に、東京、 

特に23区を中心とした首都圏はロックダウン、 

つまり閉鎖になるかもしれない。 

一切の外出が規制されているニューヨーク や

パリ、そしてロンドンに近い状態になるのも

時間の問題だろうと思う。  


 それというのも日本では、東京を中心に 

感染者数がすでに激増している可能性が高い 

からだ。 

それは、日本の致死率も見るとよく分かる。  


 新型コロナウイルス関連の情報で、日本の 

主要メディアであまり報道されていないのが、 

日本の突出した致死率の高さである。 


 日本では感染者が爆発的に増大する 

オーバーシュートは起こっておらず、感染者

数は徐々に増えてはいるものの、3月25日現在

で1,193人だ (※編注:原稿執筆時点3月27日。

 30日正午の最新情報ではクルーズ 船の乗客・

乗員を除いた数字で 1,896人となってい

ます)。  


 これは前日と比べて65人の増加である。 

これは、過去24時間で10,053人増えたアメリカ

や、5,249人増えたイタリアとはまったく

異なった状況だ。 

日本の感染者数は183カ国中26位だ。 


 中国やアメリカ、そしてイタリア、ドイツ、 

フランスなどの他の先進国と比べると、 日本は

よくウイルスの蔓延をコントロール できている

ように見える。 

それを自画自賛するような政治家の発言も 

目立つ。 


  しかし、こと致死率に関しては状況は異なって

いる。  


 感染者数の割りには致死率がかなり高いのだ。 

以下が主要国と日本の比較である。 


 アメリカ 

・感染者数:5万5,069人 

・致死率:1.45% 


ドイツ 

・感染者数:3万2,991人 

・致死率:0.48% 


 韓国 

・感染者数:9,137人 

・致死率:1.38% 


 日本 ・感染者数:1,193人 

・致死率:3.60% 


 これを見ると、日本の致死率はかなり 

高いことが分かる。 

もちろんこれは、9.86%のイタリアや、 

7.11%のスペイン、そして4.93%の 

フランスよりは低い。 

しかし、これらの国々の感染者数は日本 

の数十倍である。 

オーバーシュートで感染者数が爆発的に 

増大し、医療崩壊が起こっている国々だ。 

致死率の高さは医療崩壊の結果であると 

見ることができる。 

感染者数の極端な増大から適切な治療を 

受けられない患者が増え、それが致死率 

を増大させている可能性が高い。 


  日本ではこのような医療崩壊はまったく 

起こっていない。


 ■日本の「致死率3.60%」はかなり高い  


 ちなみに日本と同じ1,000人台前半の 

感染者数で、医療崩壊の起こってない国々 

の致死率を見て見よう。 


 アイルランド 

・感染者数:1,329人 

・致死率:0.53% 


 ルクセンブルグ 

・感染者数:1,099人 

・致死率:0.73% 


 チェコ 

・感染者数:1,394人 

・致死率:0.22% 


 これを見ると、やはり日本の3.60%の 

致死率はかなり高いと言わねばならない。  


 ちなみに新型コロナウイルスが発生した 

武漢のある湖北省に致死率は4.66%だ。 

日本はむしろこれに近い。 

医療崩壊も起こっておらず、感染者数が 

1,000人台であれば、1%未満の致死率が 

妥当なのではないのだろうか? 


  日本の医療水準の高さから見ると、 

0.48%のドイツと同程度の致死率であって 

もおかしくない。 


 ■低いPCR検査人数と実際の感染者数 


 日本のこの致死率の高さの理由はなん 

だろうか? 


 やはり一番に考えられるのは、感染者数 

が過小に算定されているということでは 

ないか?  

つまり、実際の感染者数は現在の10倍 

くらいで、死亡者数もそれを反映して多い 

ものの、分母の感染者数が低く算定されて 

いる結果、致死率が高くなっているという 

ことだ。  


 実際の感染者数ははるかに多いのでは 

ないだろうか? 

つまり、致死率算定の基礎となる母数が 

ずっと多いということだ。  


 日本の死亡者数は3月25日現在で43人で 

ある。 

もしこれが医療サービスが完備されている 

ドイツのような国の致死率、0.48%程度を 

反映しているとするなら、実際の感染者数 

は8,000人から1万人くらいになる。  


 これを実証する手立てはいまのところない。 

しかし、もしこの感染者数が事実に近いので 

あれば、それが過小に算定されている原因は 

なんだろうか? 


 おそらくその答えは明らかだろう。 

新型コロナウイルスの感染を調べるための 

PCR検査の件数が相当に少なく、感染者が 

発見できていないということだ。  


 3月13日までに公表されたデータだと、 

世界の国と地域で行われた検査数は以下の 

ようになっている。 


 中国

・広東省:32万件 


韓国    :25万件 


イタリア  :8万6,000件 


ロシア   :7万7,000件 


日本    :2万2,184件  


 これを見ると、日本のPCR検査の件数は 

低い。 

「WHO」の検査を徹底すべきとした声明に 

もかかわらず、日本の検査件数の伸びは遅い。 

医師が検査を要請しても、検査を実施して 

いる厚生労働省が管轄する 

「帰国者・接触者相談センター」は、その

 5%程度にしか対応していない模様だ。 

検査に対して消極的だ。  


 これは、オリンピックの開催が予定されて 

いたため、感染者数を少なく算定したいと 

いう意志がどこかで働いていたのかもしれ ない。


  もしそうだとすると、オリンピックの延期が

決まったいま、PCR検査を抑制する理由はなく

なった。 

もしこれがきっかけとなり、PCR検査件数が増え

ると、感染者数も一気に増えるかもしれない。 

それがアメリカや欧州などで起こっている 

オーバーシュートによる東京の閉鎖 

(ロックダウン)ということにもなりかね ない。 


 絶対に安心してはならない。 

これからの成り行きを注視し、我々もしっか り

と対処しなければらないだろう。


 ■若者の感染と重症化  


 そして、もうひとつ日本ではほとんど報道され

ていない事実に、年齢が比較的に若い 世代の重症化

がある。 

一般的な情報では、感染者の80%が無症状で、 

残りの20%のうち、60代後半以上の高齢者で、 

なおかつ糖尿病や心疾患、そして気管支疾患などの

既往症がある患者が重症化しやすいとされている。

したがって、50歳以下の比較的に年齢の低い世代は、

感染しても重症化しないとされていた。 


 ところが、この傾向が変化していることが分かった。 

50歳以下の年齢層が重症化するケースが明らかに増え

ているようなのだ。 

これは大手メディアも報道している。 

「ニュースウィーク誌」などによると、以下 のような

傾向にまとめられる。 


・入院を必要とする患者のなかで、50歳未満 

 の成人がかなりの割合を占めていることが 

 明らかになっている。  


・ニュースメディアの「The Verge」のCDC 

 (米疾病対策センター)に対する報告に 

 よると、アメリカで最初に新型コロナウイ 

 ルスへの感染が確認され、入院が必要に 

 なった人のうち40%近くが20歳から54歳 

 だったとしている。 


・重症化した50歳未満の成人に関する情報と 

 死亡者数が、ソーシャルメディアで広まって 

 いる。たとえば、中国の武漢では29歳の 

 医療従事者2名が重症化した。  


・「WHO」事務局長は若者たちに対して、

  新型コロナウイルスのパンデミックを軽視 

 してはいけないと警告している。  


・「WHO」によると、新型コロナウイルスは 

 若者でも発症するし、死に至ることもある 

 という。そのため、発症しやすい人たちと 

 接するのを避けるとともに、自らが感染源 

 になってウイルスを弱者に広げないことが 

 求められるとした。 


・「CDC」のデータは、新型コロナウイルス 

 によって死にいたるリスクが年齢とともに 

 劇的に上昇するものの、若者も重症化する 

 ケースがあることを示している。  


・50歳以下の年齢層でも、糖尿病などの慢性 

 疾患を持つ人々もいる。新型コロナウイルス 

 からの回復はより困難になる。 以上である。 


 このように、これまでの認識とは異なり、 

50歳以下の比較的に若い年齢層でも重症化 

するケースが出てきていることが明らかと 

なった。  


 特に、アメリカで新型コロナウイルスで 

入院した感染者のうち40%が、20歳から 

54歳の年齢層であったという事実は驚きだ。 

明らかに若い年齢層にも重症化のリスクが 

拡大している。 


 ■新しい変化 


 2月28日に配信したこのメルマガの 

第578回の記事で、新型コロナウイルス蔓延 

の新しい傾向として次の2点を指摘した。  


1)感染者の若年化 

 これまで子供などの若年者は、新型コロナ 

 ウイルスには罹りにくいと考えられてきた。 

 また罹っても症状は軽度にとどまり、重症 

 化するケースはほとんどなかった。しかし 

 ながら、武漢や上海では12歳以下の子供が 

 罹患し、重症化するケースが見られるよう 

 になっている。  


 ウイルスの研究者は、この特徴の違いから 

 見て、これは武漢で拡散した初期のコロナ 

 ウイルスではなく、これから進化した新し 

 いタイプである可能性が大きいとしている。


 2)肺炎を伴わない重症化 

 さらに注目すべきは、症状の大きな変化で 

 ある。新型コロナウイルスは新型肺炎と 

 呼ばれるように、肺炎を中心とする呼吸器 

 疾患が主たる症状である。死亡するケース 

 のほとんどは、肺炎の悪化である。 


 しかしやはり上海や武漢では、肺炎を伴わ 

 ず、腎疾患や心疾患で突然死するケースが 

 数多く報告されるようになった。死亡した 

 患者には既往症もない人も多かった。 

 

以上である。 


 いまはっきりしてきたのは、この記事が書か 

れた3月27日の時点で武漢や上海で見られて 

いた(1)の傾向が、世界の他の地域でも見ら 

れるようになっているということである。 

50歳以下の比較的に年齢の低い層の重症化で 

ある。 


  では、2月の時点でやはり武漢や上海で見ら 

れていた(2)の変化はどうだろうか? 


 これから、日本を含めた中国以外の地域でも

はっきりとしてくる可能性は高いように思う。


 ■新型コロナウイルスの進化か? 


 そして、こうした変化の原因はやはり 

新型コロナウイルスの進化である可能性は否定

できないだろう。  


 前回の記事で、新型コロナウイルスには細胞に

侵入するための4つのレセプターが あると書いた。

それらは以下である。 


・ACE2 レセプター 

・フーリン蛋白質 

・GRP78 レセプター 

・CD147 レセプター 


 昨年の12月に武漢で発生が確認された従来 

の新型コロナウイルスは、 

「ACE2」レセプターを介して細胞に侵入して 

いた。 

「ACE2」は肺に集中しているため、これを 

介して新型コロナウイルスが入った場合、 

肺炎が主要な症状となる。  


 しかし、他のレセプターは肺だけではなく、 

心臓や腎臓など他の臓器にも存在している。 

そのため、腎臓、膵臓、そして肝臓の疾患の 

増加が武漢では報告されている。  


 この変化もこれから日本ではっきりとして 

くる可能性もある。

感染しないように、厳重 に注意してほしい。


 ■臭覚異常と味覚異常が最初の兆候か? 


 しかしながら、PCR検査が制限され、誰でも 

受けられるという状況ではないとき、 

新型コロナウイルスに感染しているなら、 

それを発見する方法はあるのだろうか? 


 このウイルスは潜伏期間が2週間から4週間と 

長く、さらに80%の感染者にははっきりした 

症状が現れない。 


 そうしたとき、自分が感染したかどうか発見 

する方法はあるのだろうか? 


 そのような疑問を持っているとき、興味深い 

情報があった。 

新型コロナウイルス感染の最初の兆候は、 

「臭覚異常」と「味覚異常」であるというのだ。 


 最近発表されたイギリスの「耳鼻咽喉科学界」 

などの報告によると、中国や韓国ではPCR検査 

で陽性となったものの、無症状だった感染者の 

うち、30%に臭覚異常があったという。 

これは「米耳鼻咽喉学界」も確認しており、 

喉の炎症や咳などのはっきりした症状がなくても、

臭覚異常や味覚異常があれば新型コロナウイルス

に感染している可能性があるとしている。  


 PCR検査の件数が規制され、自分が

新型コロナウイルスに感染しているのかどうか 

分からないいまの日本では、これは貴重な情報 

になるのではないだろうか? 

 読者の皆さんはどうだろうか? 

臭覚異常や味覚異常はないだろうか? 

一度確認してみるとよいだろう。  


 日本はこれから相当に厳しい時期に入る。 

かなりの荒波を乗り越えて行かねばならなくはず 

だ。 

最大限の努力が必要になる。 

感染だけは避けなければならない。 

最新の注意をお願いしたい。 


 【転載終了】 

 ***************************** 

  

 やはり、国民が知らされていない情報が 

色々ありますね。 


 政府は、接触8割減で効果がない場合、 

「ロックダウン」も考えてはいるような 

ニュアンスのコメントがありましたね。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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