若い感染者が急増しているのは・・・

 日刊ゲンダイ ヘルスケア+ 


 【転載開始】


 ■若い感染者が急増しているのは 

 ウイルス強毒化が原因なのか 

 2020年04月10日  


 新型コロナウイルス感染症が報告された 

当初は、若い人や中年の人は高齢者に比べ 

て感染しにくいとされてきた。 

ところが検査数が増すにつれ20~50代 

の感染者が目立つ。


  厚生労働省が発表する

 「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」

 (6日18時現在)によると、 

20代(陽性者639人、死亡0人=以下同)、

30代(580人、0人)、 

40代(631人、1人)、

50代(611人、4人)に対して 

60代(478人、6人)、 

70代(354人、31人)、 

80代(166人、29人)だ。 


  同様の報告は世界各国でなされている。

 

 なぜ、若者の感染が増えているのか? 


  ウイルスが強毒化したからなのか?  


 「北品川藤クリニック」(東京・品川) 

の石原藤樹院長が言う。  


 「ウイルスが急に強毒化したとは考えられま 

せん。致死率や感染者が何人にうつすかを示す 

基本再生産数が世界的に急上昇しているわけで 

はないからです。今回の新型コロナウイルスは、 

2003年に流行した致死率の高いSARS 

(重症急性呼吸器症候群)と遺伝子が80%同じ 

です。そのためSARSと同じで感染力は弱い 

が致死率は高いと信じられていました。そのせい 

でSARSと同じように感染して間もなく肺炎 

になる高齢者ばかりが注目され、若者に多い無症 

状感染者が無視された結果、『新型コロナ肺炎は 

高齢者の病気』のイメージがついたと考えられま 

す」 


 これに拍車をかけたのが、新型コロナウイルス 

の体内への侵入経路だ。

SARSは下気道で感染 して肺炎を起こす。 

一方、新型コロナウイルスはSARSと同じ 

「下気道」だけでなく「上気道」や「腸管」にも 

感染する。 


 「新型コロナウイルスは、SARSと同じよう 

にACE2と呼ばれる酵素と結合することを足掛 

かりにして感染します。ただ近年は、細胞内に 

侵入して感染するには補助となる別の酵素が必要 

だとわかってきました。心臓にはACE2が多く 

存在するのに新型コロナウイルスは感染しないの 

はそのためです。その酵素がどこに多いかは人に 

よる。その結果、上気道に感染して臭覚や味覚を 

失った人、腸管に感染して下痢になった人は新型 

コロナ感染者とは気づかれない。そのことも若者 

が少ないといわれた理由でしょう」  


 本来なら活動量が多く感染リスクが高いはずの 

若者の多くが重症化せず目立たないことも、 少なく

見える理由だったかもしれない。  


 「子供が重症化しない理由のひとつに、大人に 

比べて免疫組織が未熟で、サイトカインストーム 

が起きにくいからだ、との説もあります」  


 風邪をひくと乳幼児が重症化するが大人はそう 

はならない。 

ところが今回の新型コロナウイルスは真逆だ。 

乳幼児はひどくならず、大人は重症化する。 

その謎を解くカギが免疫組織の発達の違いにある 

との見方もあるという。  


 「多くの人は勘違いしていますが、ウイルスが

 引き起こす病気の多くは、ウイルスから身を守る 

ための免疫組織が暴走することで自分自身に 

ダメージを与え、発症するのです。つまり、肺組織 

が健康な若者は、感染に伴って発せられるサイト 

カインが大人に比べて少ないために感染しても大事 

に至らないというのです。仮説のひとつですが、 

支持している医療関係者は多いです」 


 これが本当だとすると、免疫組織が完成すると 

される乳幼児以降はサイトカインストームの餌食 

になる可能性があるということだ。 

年が若いから安全とは言えないことだけは確かだ。 


 【転載終了】

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 体内変異だとすれば、体力や免疫力の強い 

若者に感染が増えているのも考えられるよう 

なきもしますね。


 ただ、高齢者は重症化するということもあり、

十分予防していた。

方や、若者は軽傷で済むということで、予防に

対し油断があったとは考えられないだろうか?

 

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