中国、封鎖解除で新たな感染拡大も発生、ロシアから流入か?

 Business Journal 


 【転載開始】


 ■中国、封鎖解除で景勝地に観光客が殺到・・・ 

 新たな感染拡大も発生、ロシアから流入か 

 2020.04.14  


 東京をはじめとした7都府県に、 

緊急事態宣言が発令された。 

地域によって状況は異なるが、 

東京の新宿歌舞伎町や銀座など 

の繁華街からは人の姿が消えて 

いる。  


 宣言の期限とである5月6日まで 

に感染者数の減少が期待されてい 

るが、そこで目標達成とはいかない。 

いち早く緊急事態宣言を行った 

北海道では、3月19日で一端解除と 

なったものの再び感染者が増加して 

おり、封じ込めに成功したとはいい 

がたい状況だ。  


 緊急事態宣言が解除されると感染の 

終息ムードが漂い、多くの人が出歩く 

ことにより、感染が再び拡大してしま 

う。 

そんな恐れもありながら、長期間の 

自宅待機を余儀なくされた人たちは、 

危険を忘れて外出してしまうのだ。 


 そんな緩みは、多数の犠牲者を出し 

ているイタリアでも発生。 

4月初頭からは各地で外出禁止令を 

守らずに外出する人が増えている。 

イタリアでは感染拡大防止のため 

外出先や目的を書いた証明書の所持 

を義務づけ、違反した場合には最大 

3000ユーロ(約3万5000円)の罰金 

を定めている。  


 それにもかかわらず、勝手に外出 

する人たちで市場や繁華街がごった 

返していると現地でも報じられている。


 ■中国、新たな感染拡大も発生 


 そんな現象は、強権を発動して都市 

封鎖を行った中国でも起こっている。 

中国では、祖先を祀る年中行事である 

「清明節」の4月4日を、新型コロナ 

ウイルスによる犠牲者を悼む全国追悼日 

と指定。 

オンラインゲームや配信サービスなども、 

この日はすべて停止することを命じられ 

た。 

ところが、全国的な追悼日を指定した 

ことで、逆に危機感が緩んだ。 


 水墨画の題材になった山々で知られて 

いる江蘇省の景勝地・黄山では、4日から

2週間にわたって「入場無料」と告知された。 

終息ムードのなかでの施策に、5日には 

数万人の観光客が押し寄せる騒ぎと なった。  


 同地を管理する管理委員会では、入場 

するにあたっては 

「健康コード(政府の発行する、健康体 

であることを示す証明)」を提示させる 

ほか、必要な検査も行うとしていた。 

ところが、中国のネット上に次々とアップ 

された映像を見ると、文字通り過密状態で、 

なかにはマスクをしていない人々もいると 

いう有様だった。  


 中国では、この騒動に対して無症状の 

感染者が混じっていることを心配する声や、 

まだ終息しきっていない状況で観光地を 

無料開放する施策を行う江蘇省への批判の 

声が溢れている。  


 騒動を受けて無料開放はすぐに中止と 

なったが、強権的な都市封鎖を行った 

中国ですら、終息ムードによる緩みは否め 

ないのだ。 

8日に、長らく閉鎖されていた武漢の封鎖 

が解除されたことで、習近平国家主席を 

はじめとして中国メディアのニュースに 

登場する各地の政府関係者のなかには、 

マスクをせずに取材に応じる者も出ている 

ほどである。 


 武漢の封鎖解除と聞いて、 

「もはや流行は終わった」と思っている人 

が多いようだが、実際にはまだ移動制限は 

続行中だ。 

しかし、全国追悼日から武漢の封鎖解除と 

いった一連の流れを受けて、緩みが生じて 

いるのは間違いない。 


 そんな中国では、新たな感染拡大も 

始まっている。 

1月以降に感染が拡大した地域が終息する 

一方で、東北部の黒竜江省では感染が拡大 

している。 

中国メディアでは、ロシアから感染が 

広がっているのではないかと指摘されて 

いる。 

実際、これまで封じ込めに成功してきた 

と思われていたロシアでも、4月から 

感染者の増加が問題化し、モスクワなど 

主要都市で封鎖も始まっている。  


 外出禁止令などによるフラストレーション 

が溜まった反動で気が緩み、制限解除後の 

外出による感染の再爆発という負の連鎖は、 

世界中で起こり得る。 


 日本国内でも、自粛要請が強化されている 

ことによって、向こう1カ月くらいは 

「仕方がない」と外出を控えたり休業する 

店舗は増えるだろう。 

だが、経済の低迷を恐れて宣言解除の時期を 

見誤れば、最悪の事態が想定される。 


 終息の宣言は、人が街に溢れる新たな 

ステージの始まりとなる。 

それだけに、自粛を呼びかけるよりも難しい 

ということを中国などの様子から学ぶべきだ 

ろう。 

(文=昼間たかし/ルポライター、著作家) 


 【転載終了】 

 ***************************** 

  

 先日、自冶会の集まりがあったのですが、 

やはりマスク不足か、何名かはマスク無し 

の方がおられました。 


 特に室内での集まりや作業はマスク無しは

危険なので、避けた方がよいと思いました。 


 年内の収束を目指すなら、政府が室内での 

集まりに自粛要請をするのがいいですかね。


 禁止するのが一番安心できますがね。


 我が家は、消毒液のない商業施設などもある 

ので、個々が消毒スプレーを携帯しています。

 マスクは、妻が一生懸命手作りしています。 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000