首相「3300円布マスク」皮肉に製造地元の市長が反論!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■安倍首相「3300円布マスク」皮肉に 

 製造地元の市長が反論 

 公開日:2020/04/20  


 「一律10万円給付」を正当化する 

緊急事態宣言の全国拡大に伴う臨時 

会見で、安倍首相が突然、口にした 

「3300円の布マスク」。 

気にくわない質問への皮肉で引用された 

このマスクは、「繊維のまち」の底力を 

見せるプロジェクトから生まれたものだ。 

地元の大阪・泉大津市はどう受け止めて 

いるのか。 


 17日の会見で朝日新聞の記者から 

布マスクが批判を浴びていることを指摘 

され、安倍首相はムキになって、こう 

切り返した。 


 「今、ご質問いただいた御社のネット 

でも、布マスク、3300円で販売して 

おられたと承知している。そのような 

需要も十分にある中で、われわれもこの 

2枚の配布をさせていただいた」  


 実はこのネタ、しばらく前から 

“ネトウヨ系”のまとめサイトで話題に 

なっていた。 

そんな情報をもとに一国のトップが 

「朝日だって高額マスクを売っている 

じゃないか」との印象操作とはア然だ。 

しかも、安倍首相が引き合いに出した 

マスクは、価格に見合う高性能マスク 

なのだ。  


 製造元は、泉大津市の大津毛織。 

100年以上の歴史を誇る老舗の繊維 

メーカーだ。 

問題のマスクは2枚組3300円で、 

コットン100%の4層構造。 

ナント、150回ほどの洗濯にも耐え、 

非常に経済的に使える。 

1回の使用当たり11円の計算だ。 

アベノマスクは1回洗っただけで、 

驚くほど縮んでしまう。 

もはや“アホノマスク”とは雲泥の差で 

ある。  


 「繊維のまち」として知られる 

泉大津市が品切れ改善のため、 

地元商工会議所と連携したマスク 

プロジェクトの一環で開発された 

商品のひとつ。 市内での販売のほか、

朝日新聞SHOP (現在休止中)に

も出品されていた。


 ■「どういうマスクかを正しく伝えてほしい」  


 マスクプロジェクトの発案者は、 

2017年1月に当時府内最年少の 

37歳で泉大津市長に就いた南出賢一氏だ。 

電話で直撃した。  


 「マスクを求めてドラッグストアに行列 

する住民の姿を見て、何とかしなければと 

思いました。繊維のまちである泉大津市の 

素材と縫製技術を活用し、何度も使える 

マスクを作れば、マスク不足を解消できる 

のではないか――。3月6日に商工会議所 

に声をかけたところ、6社が手を挙げてく 

れた。大急ぎでサンプルを作り、20日に 

店頭に並べると、その日に完売しました。 

その後も製造・販売を続けています」 


 南出市長は安倍会見をどう見たか。 


 「安倍首相は単純に価格だけを取り上げ 

ました。価格だけでなく、どういうマスク 

なのか正しく伝えてほしいと思いました。 

大津毛織のマスクは手作りで、素材も縫い 

方もこだわっている。私も使っていますが、 

繰り返し何度も使えます。逆に、注目を浴 

びたのをチャンスにしたい。実際にマスク 

を見た人は『ちゃんとしたの作ってるやん』 

という反応がありました」 


  アホノマスクより泉大津のマスクが欲しい。 


  田立恵子・泉大津市議(共産)はこう憤る。  


 「会見の発言はひどいと思いました。地場 

産業を生かす取り組みに水を差すつもりです 

か。一つ一つ手作りで、どうしてもコストは 

かかかりますが、高品質で長く使えます。 

大量の不良品が見つかっているアベノマスク 

と一緒にしないでほしい」 


 【転載終了】

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 マスクまで「アホノミクス」ならぬ、 

「アホノマスク」に昇格ですか。 


  何故、こうなるんでしょうかね? 


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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