なぜ日本人はコロナに強い?
ヘルスケア+
【転載開始】
■なぜ日本人はコロナに強い?
致死率が欧米より異様に低い
2020年05月08日
先月30日付の東京新聞朝刊に、
都内のクリニックが希望者200人を
対象に抗体検査を実施したところ、
陽性率が5・9%(一般市民4・8%、
医療従事者9・1%)だったという
記事が掲載された。
東京都の人口は約1400万人。
このデータを当てはめると、一般市民
に限っても、約70万人がすでに感染
していた計算だ。
一方、同29日時点での新型コロナ
ウイルス感染症による都民の犠牲者は
117人。
致死率は0・016%となる。
季節性インフルエンザの致死率は
0・1%程度といわれているので、
新型コロナは、感染症としては、
むしろマイルドな部類に入ってしまう。
厚労省が公表している
「新型コロナウイルス感染症の現在の
状況と厚生労働省の対応について」
(4月30日版)の数字で計算すると、
致死率はイタリアが13・6%、
イギリスが15・8%などとなる。
なぜ、日本とこれほどの違いが生じて
しまったのか。
さまざまな説明が試みられている。
PCR検査数が極端に少ないから、
という説。
別の死因で片付けられている人が大勢
いるのでは、と疑われている。
BCG(結核ワクチン)の接種率の違い
という説もある。
接種率が高い国ほど新型コロナの被害が
少ないといわれている。
また肥満が原因となる糖尿病や高血圧 と
いった慢性疾患は新型コロナの重症化
リスクであることが知られている。
実際、欧米では肥満の人は集中治療室に
入院するリスクが高いという。
肥満度(BMI>30)を比較すると、
アメリカ37・3%、イギリス29・5%、
イタリア22・9%など。
一方、日本人はわずか4・4%だ。
日本人はすでに集団免疫を獲得して
いる、 という仮説も出ている。
中国・武漢で謎の肺炎が発生したのが
昨年 11月下旬。
しかしほとんど無警戒のまま、同12月
には71万人、今年1月には92万人
もの中国人が来日した。
状況が悪化した同2月になっても、まだ
9万人近い中国人が入国していた。
そのとき日本人の多くが感染したが、
まだウイルスの毒性が弱かったため、
ほとんど無症状のまま免疫を獲得したと
いうのである。
しかし同じ時期、ヨーロッパにも中国人
観光客が押し寄せていた。
それに集団免疫というからには、一般市民
の抗体陽性率が、もっと高く出てもよさそ
うだ。
それを確認するためにも、広範な抗体検査
を早く実施するべきである。
(長浜バイオ大学医療情報学・永田宏教授)
【転載終了】
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一説には、昨年10月のインフルエンザと
同時期にコロナウィルスの感染もあったの
ではないかとも言われていますよね。
既に、抗体ができている方がかなりいた
可能性も?
ただ、亡くなっている方も多くいることも
事実です。
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