勝武士のコロナ死数えず「20代ゼロ」の“誤報”続ける厚労省!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■勝武士のコロナ死数えず「20代ゼロ」
の“誤報”続ける厚労省
公開日:2020/06/10
5月13日に新型コロナウイルスによる
肺炎で、大相撲の勝武士(享年28)が
死去してもうすぐ1カ月。
国内初の20代のコロナ死は大きく報道さ
れた。
保健所につながらず、診療機関をたらい回し
されるなど発症者の受け入れ問題も浮き彫り
になった。
勝武士の訃報に接し、若者でも死に至ること
や医療体制の脆弱さを考えさせられた。
ところが、厚労省は鈍感だ。
最新発表の「新型コロナウイルス感染症の
国内発生動向」(6月3日18時時点)では、
20代の死亡がゼロになっている。
まさか、勝武士の死を知らないのか。
5日、厚労省に聞いた。
「厚労省では自治体からの情報を集計して
いるが、20代の死亡は自治体から上がって
きていません」(対策本部広報班)
同日夜、東京都の感染症対策課は
「20代の死者は、厚労省に報告している」
として、「新型コロナウイルスに関連した
患者の死亡について(第344報)」を示し
た。
確かに「20代男性、居住地都内、診断日
4月10日、死亡日5月13日」との記載
がある。明らかに勝武士の事例だ。
■真っ向から食い違う両者の説明
そこで8日に改めて厚労省に聞くと
「都が20代の死者を発表していることは
承知していますが、正式なルートで入退院
の状況など詳細を記した個別具体的な報告
が上がってこない。20代の死者がゼロな
のか1なのかは重要だとの認識は持ってい
ます。正式な報告をするように担当者から
東京都に督促します」(前出の広報班)と
答えた。
9日、改めて都にぶつけると、
「第344報のように日々の報告をしてい
るだけです。それとは別に、厚労省に詳細
な報告は従来からしていません。厚労省か
ら詳細な報告の督促もありません」
(前出の感染症対策課)といぶかしげな様子
だった。
さらに厚労省に聞いてみると――。
「担当者によると、都の報告は感染症法に
基づく正式な届け出ではなく、勝武士はカウ
ントされていないようです。ただ、(正式で
はない)都の報告に基づいてカウントするこ
ともある」(前出の広報班)と答えた。
もう、チンプンカンプンだ。
結局、厚労省の発表は、9日の時点でも
20代の死者がゼロのまま。
厚労省は、勝武士の死をカウントせず、
1カ月近くも、世界に“誤報”を発信し続けて
いるのである。
そもそも、日刊ゲンダイが指摘するまで、
省内で「おかしい」という声は上がらなかった
のか。他にも誤報がありそうだ。
【転載終了】
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何か不都合があるんですかね?
若者の死亡を公表しないのは?
アメリカと同様に、コロナ渦を認識できない
時に、コロナ由縁の死亡者が結構いたのかも?
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