東京1056人 “隠れコロナ死”の可能性?
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■4月の「超過死亡」激増 東京1056人
“隠れコロナ死”の可能性
公開日:2020/06/15
「圧倒的に少なく抑え込むことが
できている」――。
新型コロナウイルスの感染者数と
死者数について、先月25日の会見で
安倍首相は胸を張った。
死者数は940人超。
ただし、4月の「超過死亡」のデータ
から、何倍ものコロナ死が隠れている
可能性が出てきた。
■発表数は氷山の一角
超過死亡とは過去の同月の平均死亡
者数と比べて、超過した人数のこと。
東京都が11日、発表した4月の死者
数は1万107人。
過去4年間の平均死者数は9052人
で、超過死亡はナント1056人。
11・7%も増えている。
都発表の4月のコロナによる死者数は
104人に過ぎない。
「超過死亡の大部分はコロナによる
ものです。今年はインフルエンザの流行
が全くなく、自殺者も少ない。超過死亡
が大幅に増えた要因は、コロナの感染
拡大以外に考えられません。急変して
死亡するケースが多く、PCR検査に
至らず、死因を心不全などとする例は
少なくありません。コロナ関連死として
発表されているのは、ごくごく氷山の
一角なのです」
(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)
超過死亡には、医療体制の逼迫もあり、
PCR検査を受けずに急死した陽性者が
含まれていると考えられるのだ。
■日本モデルはミスリード
超過死亡の大幅増は都に限らない。
別表の通り、4月の超過死亡は
7都府県が 過去4年平均比10%超増えて
いる。
感染が多い地域ばかりだ。
超過死亡は4月の数値だけでも、コロナの
累計死亡者数と比べてかなり多い。
「感染症は、超過死亡をベースに検証す
るというのが、世界の医学界のコンセンサ
スです。日本の場合は、超過死亡ではなく、
コロナと診断された死亡者の少なさを強調
し、『PCR検査を抑えて成功した』
『日本モデル』などと語られ、突っ込んだ
検証、反省が行われていません。第2波、
第3波でしっぺ返しを食らうことになるで
しょう」(上昌広氏)
三段目力士・勝武士(享年28)の死去
から1カ月が過ぎ、日刊ゲンダイの指摘に
も、厚労省は「20代のコロナ死ゼロ」と
“誤報”を改めない。
実態から目をそらす政権下では、
お先真っ暗だ。
【転載終了】
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安倍政権下と小池都政下では不透明感
が拭えませんかね。
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