大物2人が仕掛ける安倍包囲網・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■首相肝いりイージス計画停止
大物2人が仕掛ける安倍包囲網
公開日:2020/06/18
政権の弱体化を象徴する話だ。
政府が秋田県と山口県で進めていた地上配
備型迎撃システム「イージス・アショア」
配備計画について、河野防衛相が突然、
「停止」を発表した一件である。
計画停止は、自民党の防衛相経験者らも
「聞いていない」と猛反発するなど、根回
しもなく、極秘裏に進められてきた。
二階幹事長も17日の党会合で
「党に何の相談もなく一方的に発表された」
と苦言。
河野防衛相が「申し訳ない」と謝罪する場面
もあった。
もっとも、これは「とんだ猿芝居」だと、
自民党のベテラン議員がこう解説する。
「イージス・アショアは安倍総理の肝いり
です。米国のトランプ大統領から売り付けら
れた無用の長物なので、計画停止は英断には
違いないが、総理の顔に泥を塗ることにもな
る。河野大臣にそんな重大な決断を下す胆力
はありませんよ。バックに強力な援軍がいる
から、強気に出られた。秋田出身の菅長官が、
選挙区の“神奈川閥”つながりで子分格の河野
大臣を使って強引に進めたんじゃないか。
もちろん、二階幹事長も了承の上でしょう。
二階幹事長と菅官房長官が“ポスト安倍”を
チラつかせて河野大臣を動かしたように見え
ます」
イージス・アショアの不備は早くから
分かっていたが、改修に約2000億円と
12年もの期間を要することが米側から
伝えられたのは今年5月だという。
「防衛省内局では5月20日ごろから計画
停止の話が出ていたようで、6月4日にいった
ん官邸に報告を上げましたが、総理周辺は『そ
んな米国を怒らせるようなこと、できっこな
い』と相手にしていなかった。しかし水面下で
は計画停止が進められ、12日に河野大臣が
安倍総理に会って了解を取り付けた時には、
もう外堀が埋まって動かせない状況になって
いたのです」(官邸関係者)
■政権の終わりを象徴
全国民への一律10万円給付、検察庁法改正
案など、終盤国会では官邸の意向がひっくり
返される事態が相次いだ。
さらにはトランプ大統領のご機嫌取りで導入を
決めたイージス・アショアまで潰されたわけだ。
いずれの案件も、二階幹事長と菅官房長官の影
が見え隠れする。
「首相が決めたことを覆し、恥をかかせたこ
とは、ある種の“造反劇”です。包囲網が張り
巡らされ、官邸は機能不全に陥っている。特に
イージス・アショアの件は、政権の終わりを
象徴する事案だと政界で受け止められています」
(政治評論家・野上忠興氏)
長く続いた「1強」もいよいよ落日だ。
【転載終了】
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アショアの件は米国とも根回しがすんで
いるのかも?
安倍政権での解散総選挙もない しょうね。
完全に死に体となったということでしょね。
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