安倍首相秘書が案里陣営とともに溝手陣営切り崩しに動いていた!
LITERA
【転載開始】
■安倍首相秘書が案里陣営とともに
溝手陣営切り崩しに動いていた!
河井克行・案里事件はやっぱり
“安倍案件”だ 2020.06.24
やはり、逮捕された河井克行・ 前法相と
案里参院議員の選挙は、安倍首相主導だった。
それをあらためて裏付ける新証言が出てきた。
「しんぶん赤旗」(電子版6月21日付) が
案里議員の陣営関係者に取材、 安倍首相の
地元事務所の秘書らが果たした役割に関する
証言を報じたのだ。
周知のとおり、河井前法相と案里議員は昨年
夏におこなわれた案里議員の参院議員選挙を
めぐり、 合計約2570万円の現金を地元議員
らに渡したとして買収容疑で逮捕 された。
逮捕を受け、安倍首相は
「我が党所属であった現職国会議員が 逮捕され
たことについては、大変遺憾 であります。かつ
て法務大臣に任命し たものとして、 その責任を
痛感してお ります。国民の皆様に深くおわび申し
上げます」 などと他人ヅラのコメントをしていた
が、 どういう神経をしているのか。
本サイトでも繰り返し報じてきたよう に、
今回の河井夫妻の違法選挙事件は 安倍首相の関与
が強く疑われる“安倍案件” であり、違法選挙は
安倍自民党ぐるみ、 安倍首相主導だったのでは
ないかという のは最大の焦点のひとつだ。
それを示すのが、自民党本部が河井夫妻それぞれ
が代表を務める政党支部に振り 込んだ異例の
1億5000万円、そして案里氏の選挙に指南役として
投入 された安倍事務所の秘書たちの存在だ。
これまでに、安倍首相の地元事務所の 筆頭秘書
をはじめ少なくとも4人の秘書が、案里容疑者の
選対に投入されていたことが わかっている。
安倍事務所の秘書は具体的にどのような 活動を
していたのか。
今回、赤旗は実際に安倍事務所の秘書と活動をとも
にした案里陣営関係者の証言 を報じたのだ。
その陣営関係者は、安倍事務所の秘書と 一緒に
4日間かけて広島県内の企業40〜50社 を訪問した
といい、その際の様子について、こう証言している。
「名簿を片手に事前の約束もなしに回りましたが、
社長さんに応対してもらえた 企業も多かった。秘書
は『安倍晋三事務所 から来ました』と名刺を差し出
してあいさ つしていました。相手も総理の秘書だと
い うことで好意的な反応だった」
アポなしで回っても、わざわざ社長が出てきて対応。
これは、明らかに「安倍晋三事務所」という名前の威光
によるものだろう。
案里氏が立候補した広島選挙区ではもと もと現職
の溝手顕正候補が単独で立候補する 予定だったにも
かかわらず、安倍首相の鶴 の一声で新人の案里氏を
2人目の候補として 擁立。
広島県連の意に反し自民党本部がゴリ 押ししたものだ。
そのため、すでに県内の企業や地方議員の 多くは溝手
支持で固まっていた。
いくら国会議員とはいえ、パワハラ体質で人望がない
ことで有名な克行前法相の名前 だけでは、その溝手
支持を突き崩すことは 無理だっただろう。
そこに、「安倍晋三事務所」の名前を存分 に利用する
ことで割って入ったということ になる。
安倍事務所の秘書が、いかに案里議員の 選挙に深く
関与し大きな役割を果たして いたか──。
そのことを証明する、きわめて重要な証言 だ。
さらに23日放送の『バイキング』 (フジテレビ)
では、溝手陣営からもこの 赤旗報道を補強する証言
が飛び出した。
広島県連の県議A氏が『バイキング』の 取材に対し
て、こう証言したという。
「選挙が終わった後、みんなで企業に 挨拶回りした
ら、溝手さんを応援してい た企業の元に安倍首相の
秘書が来ていた ことがわかったんです。話を聞くと
「案里 さんを応援してほしい」と頼まれたと。 みんな
溝手さんを応援しなくていいのだ と勘違いをしていた
みたいです」
溝手支持で固まっていたはずの企業を、 安倍首相の
秘書が直々に訪れ、案里支持 にくら替えさせていたと
いうのである。
また、赤旗の報道によれば、
〈首相の秘書は公明党の支持母体である 創価学会の
施設や公明党市議の自宅も訪 問。「選挙区では河井
案里をよろしく」 と支援を依頼していた〉という。
公明党は溝手・案里両名を推薦していた のだが、
「選挙戦の序盤は現職の溝手さんが優勢 だったが、
案里陣営には公明党の票が 入れば勝てるという確信
があった」と 陣営関係者は語っている。
いずれも、票の上積みというより、 もともとある
与党票を溝手氏と分配す るのではなく案里氏に集中
させようと いう動きだ。
つまり、安倍事務所の秘書がやっていたことは、
安倍首相や党本部が表向き 説明していたような
「2人擁立することで票を上積み」では なく、
溝手支持を切り崩して溝手票を 奪うことだったのだ。
■安倍事務所の秘書が溝手支持を切り
崩し!河井選対への秘書投入は安倍
首相自身が指示
安倍事務所の秘書については、
「週刊文春」(文藝春秋)でも、広島 県議が
「溝手支持で決まっているところにも手 を突っ込
もうとして動いとった」と 語っていたが、それが
裏付けられたかた ちだ。
しかもこうした秘書の動きは、安倍首相 自身
が指示したものである。
実際に安倍首相も19日、総理会見で質問 できな
かった報道各社の追加質問に対し
「私の指示により秘書が広島に入ったこ とは
事実だ」と回答。
安倍事務所の秘書を河井選対に投入した のは、
安倍首相自身の指示によるもの だったことを
認めている。
ここまで安倍事務所が案里候補の選挙に 深く
関わっていたとなると、やはり疑わ れるのが買収
への関与だろう。
買収をめぐっては、溝手氏を含む多くの 自民候補
に配られた選挙資金の10倍に当た る1億5000万円と
いう異例の“安倍マネー” が、その原資になったので
はないかという 問題がすでに取り沙汰されている。
それに加えて、「買収」という資金の 使い方その
ものについても関与していた かどうかということも
追及が必要だろう。
これだけ案里氏の選挙に深く関わって いたとな
れば、安倍事務所の秘書は、 買収についても、
知っていて黙認していた 可能性は高い。
さらにいえば、黙認というレベルより、 もっと積極的
に関与していた可能性すら 考えられるだろう。
実際、赤旗や『バイキング』が報じた 安倍事務所
の秘書の動きや2570万円買収 も、単に案里氏の票を
上積みするという ことではなく、溝手支持で固まって
いる ところをいかに突き崩すか、という同じ 目的
のもとにおこなわれたものだ。
たとえば、安倍事務所が溝手支持の 企業を訪問
したときに持っていたという 名簿。
これは誰が用意したものなのか。
今回の買収事件の捜査では、 現金配布先のリストの
存在が捜査の 局面を変えたとされているが、
その現金配布先リストと溝手支持企業 の名簿は、
連動して作成されたもので はないのか。
そうした検証も必要だろう。
■違法選挙直後に河井克行氏を法相と
して初入閣させた安倍首相
いずれにしても、この赤旗や 『バイキング』
での証言であらためて 明らかになったのは、案里氏
の擁立に ついて、安倍首相や自民党が語ってき た
“2人区で2人擁立して票を上積みす る”“2人当選を
目指した”という建前が、 まったくの嘘であったと
いうことだ。
安倍首相の秘書がやっていたことは、 2人擁立して
票を上積みするということ ではなく、溝手支持を切り
崩して溝手氏 の票を奪い、案里氏に集中させることだ。
『バイキング』の取材に応じた県議A氏 は、
案里氏擁立について党本部がいかに 強引だったかに
ついても、こう証言して いる。
「去年の参院選前、自民党本部から「河井 案里さんが
出馬する」と連絡をうけ県連の 幹部たちはパニックを
起こしました。広島 は自民党で2議席獲得したことな
ないので 「2人当選は絶対に無理です」と言ったそ う
です。だけど自民党本部は「じゃあ案里 さんは党本部
が公認するから県連は溝手さんの応援に専念してほしい」
と譲りません でした」
言うまでもなく、これは党本部という より安倍官邸の
意向だろう。
案里氏擁立については、安倍首相の溝手氏 に対する
個人的な恨みがあったというのが 永田町では定説になって
いる。
溝手氏は第一次政権下の参院選で自民が大敗 した際、
安倍首相の責任に言及、下野時代に は安倍氏を
「過去の人」と批判していた。
これに恨みを持った安倍首相が溝手氏を 追い落とすため
に案里氏を新人として立たせ たというのだ。
そして、安倍首相は、自民党の代表として 2人当選を
目指して票割りしたり票を上積み させるのではなく、
溝手支持を切り崩し落選 させるような選挙活動を、自分
の秘書にさせ ていた。
安倍首相は河井前法相について
「かつて法務大臣に任命した」とまるで昔話 のように
語っていたが、安倍首相が克行氏を 法相として初入閣
させたのは、問題の参院選 直後におこなわれた昨年9月
の内閣改造での ことだ。
もしかして、案里氏を当選させ溝手氏を落選 させたこと
に対する論功行賞人事だったので はないか、とすら思え
てくる。
安倍首相の関与についても、徹底追及する べきだろう。
(編集部)
【転載終了】
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総理という高尚な立場にありながら、
過去のことをいつまでも根に持ち、
仕返しをする性格の悪さ。
これは、ライバルでもある石破氏に
対しても同じですね。
総理たるもの、懐の深いところを
見せなければいけませんが、浅い懐
ですね。
ケツの穴が小さすぎます!(失礼
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