小池の保守票を食う山本太郎・・・
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■【都知事選挙】無関心層を投票所に
行かせ、小池の保守票を食う山本太郎
2020年7月5日
選挙の常識をひっくり返したのは
有権者だった—
山本太郎が出馬を表明すると、
山本支持者と宇都宮支持者の両方が
ブーイングを浴びせた。
「大義がない」
「野党票を割ってどうするんだ?」・・・
かくいう田中も「立候補すべきでない」
と制止した。
山本の応援に入っている衆院議員の
馬淵澄夫も「止めた」という。
これまで山本に投票してきたコアな支持者
までが反発し「今度は宇都宮さんに入れる」
とまで言った。
ところが、選挙戦が始まると状況は一変
した。
コロナ禍にありながら山本の街宣会場には
多くの聴衆が詰めかけた。
4日、最終演説会場となった新宿南口は、
人で溢れた。
ソーシャルディスタンスをとるための整理
で演説開始が15分間遅れるほどだった。
れいわ旋風を巻き起こした昨年夏の参院選
を思い起こさせる聴衆の数だった。
失った支持者もあるが、それ以上に新たな
支持者ができたのだ。
街宣会場は最後尾が見えないほど聴衆で
一杯になった。3色旗は創価学会の旗。
自公政権を批判する元学会員が山本の
応援に駆け付ける。
=4日、新宿 撮影:田中龍作=
コロナで職を失い政治の大切さに気付いた
人が少なくない。
「今回、初めて選挙に行く」と答える有権者
が目につくのは、コロナのせいだろうか。
30歳の女性は
「今まで一度も投票に行ったことがなかった
が、人生で初めて投票した」と話す。
彼女は期日前投票に行ったのだ。
6月15日に新宿西口であった街頭演説を聞い
て山本に一票を投じることを決めた、という。
「政治は難しい言葉が多くて何を言ってる
のか分からなかったが、山本太郎の話は分か
りやすくて心に響いた」。
彼女は目を輝かせながら、山本に投票した
理由を語った。
100人のうち100人までが
「太郎でなければ今の政治を変えることができ
ない」 あるいは「太郎だったら変えられる」と
答えた。
選挙戦序盤は
「宇都宮さんに入れるか、太郎に入れるかで
迷っている」という有権者が圧倒的に多かった。
選挙戦が進むにつれ、次第にその声は聞かれ
なくなった。
最終盤に至っては
「太郎にするか小池にするかで迷っている」と
いう声まで聞かれるようになった。
山本は革命家ではあるが、政治姿勢はコテコテ
の保守である。
選挙に行かなかった層を投票所に向かわせ、
保守を装った小池の票を食う。
予想だにしなかった展開となっているのは
— 山本が旧来の日本政治になかった手法で
分かり やすく語りかけ、コロナで目覚めた
有権者が 呼応したからだろう。
【転載終了】
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私も当初は止めた方がいいと思って
いましたが、眠っている票を掘り起こ
すにはいいタイミングかもしれないで
すね。
衆院選への票読みも出来ますし、
新たに野党票も流れ込む可能性が高い
ですね。
三色旗が見られますが、学会票の一部
が、立憲民主党かられいわ新撰組に移る
ことになりそうですね。
野党は、選択を間違えたかも知れないで
すね。
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