東京都、他道府県との通勤・通学で340万人往来!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■GoTo除外の東京都
他道0府県との通勤・通学で340万人往来
公開日:2020/07/18
旅行がダメなら通勤も何とかして――。
22日から始まる観光支援策
「Go To トラベル」キャンペーン事業
で、政府が東京発着の旅行を対象外とした
ことを受け、サラリーマンからこんな
ボヤキが漏れている。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ
ため、都内の企業では自宅などで過ごし
ながら仕事する「リモートワーク」が
普及しつつあるものの、政府が行動自粛
を呼びかける緊急事態宣言を解除して
以降、都内を走る地下鉄やJR、私鉄は、
時間帯によって以前のような通勤ラッシュ
の光景が見られるようになった。
窓開けによる車内換気やマスクの着用、
他の乗客との間隔を空ける――といった
対策が取られているとはいえ、
東京都の新規感染者は右肩上がりで急増中
だ。
「Go To トラベル」の「東京除外」は
当然としても、都の近県から都心部の
オフィスに通うサラリーマンにとっては
「通勤も旅行も変わらない」という。
都内の中堅食品メーカーに勤める
川添洋一さん(42・仮名)はこう言う。
「私は千葉から電車通勤していますが、
少しずつ車内が混み始めていることに
気付きます。たしかに皆、それぞれ
新型コロナ対策をしているように見え
ますが、それでも都内の感染者がどん
どん増えているから恐いです。『Go
To トラベル』で、政府は東京発着
の旅行客の旅費補助を対象外にしまし
たが、つまりこれは、都民は旅先に
ウイルスを持ち込みかねないから集団
移動はできる限り勘弁して、という
意味でしょう。私は住所こそ千葉です
が、都内で1日の大半を過ごし、1時
間以上かけて自宅と会社を通勤で往復
しています。見方を変えれば、都内発着
で千葉に毎日旅行しているようなもの
ともいえます。政府が都民の旅行に
黄色信号を出すのであれば、通勤客も
減るように都内の企業に対する休業
要請、補償も何か考えてほしい」
2015年の国勢調査に基づく都の調査
によると、都の通勤・通学による移動
は約970万人で、うち、他道府県への
通勤・通学者は約50万人、他道府県
からの通勤・通学者は約290万人いる。
つまり、旅行と通勤・通学という目的
の違いはあれども、約340万人が都と
他道府県を行ったり来たりしているわ
けだ。
今は時差通勤や短縮授業で人の流れを
抑えているとはいえ、大勢が都をまた
いで移動していることには変わらない。
旅行客の往来を控えめに、というので
あれば、通勤・通学者対策も必要だろう。
やはり、政府は
「Go To キャンペーン事業」の前に
やるべきことがあるのではないか。
【転載終了】
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安倍首相は、タクシーやバスなどは
感染対策が取られているから大丈夫。
と言っていましたが、飛沫感染対策で
すよね。
空気感染の対策はまた違ってくるの
でしょうかね?
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