2032年東京開催案まで出てきたIOCの窮状・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■オリンピック 終わりの始まり
2032年東京開催案まで出てきた
IOCの窮状と改革案の矛盾
公開日:2020/07/26
来夏の延期五輪開催も極めて厳しく
なっている情勢の中、政界や五輪関係者
からは
「21年が中止になった場合、すでに
決定している24年のパリを東京に、
28年のロスをパリに、32年をロス
にそれぞれ順延する方法もある」との
声が出始めている。
近著に「オリンピックの終わりの始まり」
(コモンズ)があるスポーツジャーナリスト
の谷口源太郎氏が、
「決定済みの開催を東京のために動かす
というのは極めて勝手な言い分で非現実
的。今のIOCの状況を考えれば、それ
ならまだ、開催都市が決定していない
32年五輪を改めて東京で開催するとい
う話の方があり得るかもしれません」
とこう続ける。
「というのも、IOCのバッハ会長は
今後の五輪の存続に関して大きな危機感
を抱いている。パリで決まった24年
五輪の開催都市の選定では、立候補した
ローマ、ハンブルク、ブダペストが巨額
の費用負担を懸念する市民の反発などを
理由に次々と撤退。最終的にパリとロス
の2都市しか手を挙げず、苦肉の策とし
て24年パリ、28年ロスと96年ぶり
に2大会同時決定となった。年々、五輪
の招致熱が冷え込み、今後はますます
立候補する都市が減るのは間違いない。
13年にIOC会長に就任したバッハは
直後から主要国、主要都市を訪ね歩き、
五輪の存続危機という空気を肌で感じた。
そこで、作成したのが五輪改革案の 『ア
ジェンダ2020』です。1つの 都市以外
での『分散開催』や開催都市の費用負担を
減らすコンパクト五輪な どを掲げたが、
その試金石となる東京 五輪でこの一連のゴタ
ゴタです。費用 削減と言いながら、東京五輪
の開催 経費も3兆円に膨れ上がった。東京
五輪 によって五輪の問題やIOCの矛盾が
あぶり出され、それを世界に知らしめ た。
五輪は本当に存続の危機だと思い ます」
まさに「五輪の終わりの始まり」 である。
【転載終了】
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五輪は、世界最大のスポーツ利権と
言われており、利権と買収が常態化し
ています。
日本も東京五輪は買収で招致したと
言われ、ブラジルの捜査では「黒」
認定されており、フランスの捜査も
「黒」確実と言われていました。
ゴーン問題が起きて有耶無耶かな?
若い指導者の国(市)は、五輪を
辞退していますね。
しかし、不正をしてまでも招致す
るのは、日本の特殊な利権体質故の
ことなのかも知れないですね。
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