岩手県初のコロナ感染者に誹謗中傷が・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■岩手県初のコロナ感染者に誹謗中傷が・・・
ウソ申告増加の懸念
公開日:2020/08/03
やはり、恐れていた事態が起きた。
全国で唯一、感染確認がゼロだった岩手県
で先月29日、初の新型コロナウイルスの
感染者が出た。
感染が分かったのは盛岡市の40代の男性
会社員。
同22日、車で関東のキャンプ場に出掛け、
県外に住む友人3人とテントで4泊していた。
同28日に友人1人の感染が判明していた。
男性が勤務している会社が同29日の
午後11時すぎ、HP上で社員の感染を公表
すると、
県内外から「感染した社員をクビにしたのか」
といった誹謗中傷の電話やメールが100件
以上殺到。
同30日夜には一時、サーバーがダウンして
しまった。
岩手県では感染者が確認される前から、
達増拓也知事が「第1号になっても、県は
その人のことを責めません」と繰り返し発言。
5月には「感染者が出てもいい。悪ではない」
と訴えていた。
それでも激しいバッシングが起きてしまった。
知事は中傷やデマが相次いでいることについて
「犯罪にあたる場合もある。厳格に臨む意味で、
鬼になる必要があるかもしれない」と断固たる
態度を取ると明言している。
■感染が地方に広がるにつれエスカレート
県はこれまでも体調が悪化したら、ためら
わず受診や検査をするよう呼び掛けていたが、
県民からは「最初の感染者にはなりたくない
から、検査には行かない」といった声が上が
っていた。
ここにきて、地方を中心に個人情報や行動
履歴などウソの申告をする感染者が相次いで
いる。
新潟市の20代女性は当初、無職としていたが、
キャバクラ嬢で
「SNSでどう書かれる か心配していた」という
理由から職業を 偽っていた。
静岡県浜松市の30代男性は、市内のバーと
ラウンジで飲食していたことを申し出なかった。
その後、両店でクラスターが発生したため、
写真と実名がSNSで拡散される羽目になった。
いずれも、批判されることを極度に恐れた結果だ。
コラムニストの小田嶋隆氏は「今年は迷惑が か
かるからと帰省をためらう人も多い。村社会 の伝統
でしょう」とこう続ける。
「日本は相互関心がきつく同調圧力が高い。
その窮屈さで新型コロナの感染拡大を抑えら
れた部分もあった。トータルで見れば一長一短
ですが、今後は悪い部分の方が出てくると思う。
誰でも感染者になるわけですから、謝罪したり、
責めたりするのはもうやめた方がいい。達増
知事の発言は新たな感染者の防護壁になります。
本来は首相が言わないといけないのですが、
国は逆に率先して、店名を公表してつるし上げ
をしている。政治家は感染者に責任がないとい
うメッセージを出すべきです」
袋叩きに遭うのを恐れて検査を避けたり、
虚偽申告が増えれば、感染経路が追えなくなり、
感染拡大に歯止めがかからなくなってしまう。
【転載終了】
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感染すると、感染経路をトレースしな
ければいけないので、個人のプライベート
が明らかになってしまいますね。
極力「密」になることを避けることで
しょうか。
悩ましいです。
実は、10月に軽スポーツのイベントを
する計画なのですが、場所の使用許可は
取ったのですが、開催していいものか?
悩みます。
いずれにしろ、こんな状況なので、
関係者で開催検討の会議を開かないと
いけないと考えています。
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