「お盆の移動自粛」はGoToと矛盾する?
HuffPost Japan
【転載開始】
■「お盆の移動自粛」はGoToと矛盾する?
「帰省、制限の必要ある」と専門家
8/2(日)
新型コロナウイルスの感染拡大が各地
に広がる中、お盆や夏休みのシーズンに
突入した。
西村康稔経済再生担当大臣は、8月1日の
記者会見で、お盆の移動制限について
「次回の(新型コロナウイルス感染症対策)
分科会で検討する」と発言。
ネット上では
「GoToキャンペーンと矛盾して支離滅裂」
「観光と帰省はリスクの大きさが違う」
と様々な意見が上がる。
お盆は移動自粛するべき?感染症の
専門家に聞いた。
■「足元の感染状況を見ながら」
西村氏は記者会見で、お盆時期の移動 制限に
ついて
「(7月31日の)分科会では、大きな議論はされ
なかったが、問題提起がなされた」報告。
「8月に入って、帰省される方(もいて)、
お盆休みを控えているので、次回の分科会
では当然、足元の感染状況を見ながら、そ う
したことのご意見をいただくことになる」
と述べた。
政府は緊急事態宣言の解除後、県をまたぐ
移動の自粛を段階的に緩和。
6月19日からは全国を対象に解除している。
7月22日には、観光需要の喚起策
「GoToトラベル」キャンペーンがスタート。
東京都発着の旅行や都民はサービスの対象外
として始めたが、感染拡大は東京だけでなく
大阪、愛知、福岡、沖縄など各地に広がって
いる。
■矛盾?それとも合理的?
西村氏の発言に対し、SNSでは様々な反応
が上がる。
「お盆で移動制限するなら、GoToキャン ペーン
と真っ向から矛盾する」 「支離滅裂にも程がある」
といった否定的な反応がある一方で、
「観光旅行と、重症化や死亡のリスクが高い
高齢者と濃厚接触しかねないお盆帰省では、
リスクが大きく違うのでは。観光は推奨しつ つ、
帰省の自粛を求めることは両立し得る」
「旅行なら誰とも濃厚接触しないことも 可能。
帰省先では長時間話したり、実家に 泊まったりす
るから感染リスクはより高い」 として、帰省に
限って自粛を要請することに 理解を示すツイート
もある。
■お盆帰省は「自粛の呼びかけを」
コロナ禍のお盆時期の帰省を、専門家は どう
見ているのか?
関西医科大の西山利正教授(公衆衛生学、
輸入感染症学)は、
「帰省先では、重症化しやすい高齢者と長 時間を
一緒に過ごし、マスクを外して食事 や宴会をする
こともある。政府は、お盆時 期の帰省の自粛を
呼びかけることが必要で はないか」と述べる。
「オンラインを利用し、互いに顔を見るこ とは
できる。遠隔で話すことが一番安全です」 と、
対面以外の手段の利用を推奨している。
一方で、観光旅行については
「マスクの着用、大声を出さないことや三密 の
回避、手洗いといった感染防止策を徹底す れば、
旅行先で感染する・させるリスクは高 くない」と指摘。
「GoToトラベル事業の見直しや中止よりも、 旅先で
の感染対策の徹底をより強く呼びかけ る方が現実的だ」
と話した。
【転載終了】
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「GO TO」にどれほどの経済効果が
あるかですね。
今年の盆の帰省は、地方の方から都心
での生活者に対し、帰省しないでくれと
いう要望が多いのでしょうね。
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