PCR検査までの遠回りすぎる道のり・・・

 日本でPCR検査が増えない謎を追う 


 【転載開始】


 ■実際に受けてみて驚いた 

  PCR検査までの遠回りすぎる道のり 

 公開日:2020/08/04 


 日本のPCR検査数は世界で159番目!  


 こんな不名誉なデータが話題だ。 

コロナの感染拡大を抑え込みながら経済と 

社会を回すには、感染者をいち早く隔離・ 

療養させるPCR検査の拡充が不可欠なの

 に、なぜ日本では遅々として進まないのか。

 国民注視の謎に作家の奥野修司氏が迫る――。 


  ◇  ◇  ◇  


 先週、PCR検査を受けた。 

とはいっても、厚接触者ではない。 

どうも風邪をひいたのか、体がだるく鼻水が 

出始めたうえに、37度前後の熱が4日間 

続いていた。 

風邪だろうと思いつつ、もし陽性だったら 

感染させる恐れを考えると気が気ではない。 

そこでPCR検査を思い付いたのだが、 

どう手続きすればいいか全くわからない。  


 とりあえず自治体のホームページを開くと、 

事前に地元の医師の診断を受けて紹介された 

人だけを受け付けると書いてある。 

もし陽性だとしたら診療所なんかに行って 

いいのだろうかと不安になる。 

そのとき、今回の新型コロナウイルスの感染 

拡大を受けてオンライン診療を許可したとい 

う記事を思い出し、厚労省のサイトを探して

 みた。 


 「対応医療機関リスト」というのを開いて 

みると私が住んでいる自治体にもかなりの数 

がある。 

過去に診察を受けた診療所もあったので、 

そこへ電話を入れて事情を話したのだが、 

意外にも 

「うちは電話での診療はしておりません」 と

いうつれない返事。 

ええ! どうなってるの? と思いながら、 

厚労省のリストにも載っていると伝えたの 

だが、うちは知らない、PCR検査を受け 

るなら直接診断するというのである。


 ■まだ生きていた「37・5度以上」の縛り  


 仕方なく了承したが、診療所で体温を 

測ったら36度9分。 

医師は医療者向けのペーパーを取り出し、 

どこで感染したのかと尋ねるのだが、いや、 

陽性者と接触が確定しているわけではなく、 

何度か人に会ったあと、風邪の状態が続い 

ていると説明した。 

すると、そのペーパーを見ながら 

「体温37・5度」「せき」「息苦しさ」 

「鼻汁・鼻づまり」「頭痛」「全身のだるさ」 

……などを順に尋ねた。  


 体温は最高37度で該当しない。 

当てはまるのは「鼻汁」と「だるさ」だけ。 

医師は「普通の風邪だね」という。 

新型コロナ感染を疑う条件から 

「37・5度以上の発熱」は削除された 

はずなのに、医療の現場ではまだ生きて 

いることに驚いた。 

これじゃ、検査数は増えないだろうなと 

思いつつ、風邪と言われて不安が解消され 

るわけではない。  


 困った顔をしていると 

「保健所と相談します」と保健所に電話を 

してくれたら、あっさりと受け付けてくれ 

た。 

3月や4月のころとはずいぶん違うのを

 感じる。 診療費は「院内トリアージ実施料」

などが ついて、保険負担額は2510円。


  翌朝の検査となった。 

検査はドライブスルー方式で、かかった 

時間は5分程度。 

2月に問い合わせたときは費用が4万円 近かった

記憶があるが、今回は保健所経由 だったせいか

無料だった。 

しかし地域によっては差があり、 私のケースは

非常に恵まれていたのかも しれない。


 【転載終了】

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 確かに37.5℃の縛りはありますね。 

熱がなくても感染者はいるのに。  


 多分、当時は無症状者はノーマーク 

だったからでしょうね。 

逆に、無症状者が感染を広げているのが 

70%だそうなので、「GO TO」は怖い 

のですがね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

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