「Go To トラベル」前倒し実施に重大瑕疵疑惑!
金子勝の「天下の逆襲」
【転載開始】
■分科会に浮上「Go To トラベル」
前倒し実施に重大瑕疵疑惑
公開日:2020/08/12
新型コロナウイルスの感染拡大が止まら
ない。
政府の方針はワケがわからなくなっている。
安倍首相は「重症者や死者は少ない」
「医療体制は逼迫していない」と言い、
「緊急事態宣言を直ちに出す状況ではない」
と繰り返している。
コロナ担当の西村経済再生相はお盆の帰省
について「慎重に考えないといけない」と
言っていたが、「Go To トラベル」の旗を
振る菅官房長官は
「一律の自粛を求めるものではない」と
一蹴。
西村は従う形になった。
分科会の尾身茂会長の発言も意味不明だ。
感染対策が徹底できない場合は
「オンラインか延期を」と言っていたが、
一体それを誰が判断するのか。
結局のところ、国民に対し、感染すれば
自己責任と言っているに等しい。
無責任体質はさらに根が深い。
国立感染症研究所が5日、
「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の
ゲノム分子疫学調査2」を公表した。
感染研病原体ゲノム解析研究センター長
の黒田誠氏が新型コロナのゲノム配列を
分析したものだ。
それによると、初期に武漢型、3月に
欧州型が流行し、その後は地域固有の
クラスターが発生。
3カ月の空白を経て、軽症者もしくは
無症状者がひそかにつないだ感染リンク
が足元で一気に顕在化したと推測される
という。
つまり、東京由来のウイルスを検査せず
に放置した結果、全国に拡散してしまった
のだ。
問題はとりまとめた「7月16日」の 日付。
この日、東大先端科学技術研究センター の
児玉龍彦名誉教授が閉会中審査
(参院予算委員会)に参考人として出席 し、
東京発や埼玉発のウイルスの発生を 指摘。
陽性率の高さから、新宿を中心に都内が
エピセンター(感染震源地)と化している
と警告を発した。
感染研がこの段階で東京発ウイルスが
全国に拡散しているとのデータをまとめ
ていたのなら、感染研の脇田隆字所長が知ら
ないはずはない。
脇田氏がメンバーの分科会でも情報共有
されていた可能性もある。
にもかかわらず、「Go To」の前倒し 実施
にOKを出していたのなら、極めて重大な
瑕疵になるのではないか。
感染研はクルーズ船の食事係乗員の 感染
を把握しながら隔離も下船もさせ ず、船内
感染を招いた。
その観察記録を米疾病対策センター (CDC)
の週報に投稿している。
まるで人体実験論文だ。
今度はそれを「Go To」で繰り返してい る
のだ。
地域で徹底したPCR検査をしなければ、
今度は日本列島全体がクルーズ船化してし
まうだろう。
【転載終了】
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感染を地方に拡大しかねない時期に
ワザワザ前倒しして実施したのでは
疑惑を招きますよね。
それでも、平気でやるのが一強安倍
政権の特徴です。
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