療養費は自己負担 コロナ「2類相当」見直しで・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■療養費は自己負担 コロナ「2類相当」
見直しで生まれる弊害
公開日:2020/08/28
政府は秋以降の感染拡大に備え、
「指定感染症」に指定している
新型コロナウイルス感染症の運用を
見直す方針だ。
現在、感染症はエボラ出血熱などの
1類から、季節性インフルエンザなど
の5類に分類されている。
新型コロナは正式には分類されていな
いが、実質、入院治療が原則の
「2類相当」として扱われている。
感染防止のために無症状者や軽症者も
含めて陽性者は隔離措置が取られ、
入院費は国費で負担している。
つまりタダで入院・治療を受けられる
わけだ。
ところが政府は、新型コロナを
「2類相当」扱いしている現在の運用を
見直そうとしている。
見直しが現実化すれば、無症状者や軽症者
は入院せず、自宅などで療養することにな
る。
政府関係者は
「重症患者に重点的に対応していくため」
と、もっともらしい説明をしているが、
目的がカネなのはミエミエだ。
「政府の責任逃れです」とは政治学者
の横山北斗氏だ。
「これまで『入院しなさい』と強制力を
行使してきたやり方を転換し、今後は
軽症の人が入院する場合やホテルで療養
する時は、自費で行ってくださいという
ことです。ワクチンの普及にめどが立った
というようなプラス要因があるわけでも
ないのに、国民に政策転換を押しつけよ
うとしている理由は、これ以上、国費を
使いたくないからでしょう。責任を個人
に押しつけようという魂胆に思えます」
厚労省に問い合わせたところ、以下の
回答だった。
「現在は無症状者や軽症者の入院・治療
は無料ですが、今後どうなるのか、具体
的な部分は未定です。今回、新型コロナ
の分類について見直しを進めているのは、
国費の負担を減らすためではなく、強制
入院のような自由の拘束を緩和するため
の政策とご理解ください」
(結核感染症課の担当者)
■自宅で治そうとする人が増える?
問題は自己負担になった場合、軽症者
や無症状の人が、カネを払ってまで、
入院したりホテル療養するのかどうか、
ということだ。
「費用の負担を強いられるとなると、
まずPCR検査を受ける人が減るで
しょう。お金に余裕がない人は、陽性
の結果が出ても、軽症や無症状の場合
は、入院したりホテルで療養せず、
自宅にこもって治そうとするでしょう。
その結果、家族に感染を広げることに
なってしまうのではないか。なかには、
出歩く人や働く人もいるでしょう。そ
うなれば市中感染が広がってしまいま
す。一方、お金のある人は余裕で入院
できる。貧しい人が切り捨てられ、
貧富の差が拡大することは明らかです」
(横山北斗氏)
少しのカネをけちって、感染を拡大
させるとしたら、本末転倒もいいとこ
ろだ。
【転載終了】
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今は、海外の情報も簡単に知ることが
出来るじだいです。
兎に角、手を打つのが遅い、いまごろ
PCR検査の拡大をしようとしていますが、
和歌山モデルのように、初動でやり切ら
ないと感染拡大を防ぐのは難しいですね。
二波が大きな波になったのも、無症状者
の掘り起こしができていないからですね。
緩んだ人たちが、飲食に行きクラスター
を発生させてしまっているという印象です
ね。
私たちの市もクラスターは初めてですが、
やはり、飲食店での感染拡大でした。
これで、飲食店街が人っ子一人歩いてい
ない状況が放映されていました。
飲食店の営業自粛もあるようですね。
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