安倍政権に難病患者“切り捨て”の過去・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍政権に難病患者“切り捨て”の過去
辞意を美談にするな
公開日:2020/09/01
〈よく頑張った〉〈お疲れさまです〉―。
持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、辞意を表明
した安倍首相に、ネット上ではねぎらいの
言葉が続出している。
2度目の政権ブン投げ辞任会見以降、
SNSを中心に潰瘍性大腸炎を
“カミングアウト”する有名人の投稿も急増。
病気への理解が深まることは歓迎すべき
だが、首相としての評価は別物のはずだ。
安倍政権が行った弱者切り捨てを忘れては
ならない。
現在、国の医療助成制度の対象になって
いる「難病」は333にも上る。
潰瘍性大腸炎もそのうちのひとつだ。
問題は、安倍政権下の2015年に施行
された難病法によって、医療助成制度から
除外されてしまった人が大勢いることだ。
難病法の施行で公費助成の対象となる疾患
が56から333に増えた一方、助成対象者
を疾患ごとの基準に応じて決められる仕組み
となった。
その結果、全体の助成額を抑えるため、
難病患者といえども「軽症」と診断された
場合は、助成対象外となってしまったのだ。
■15万人が助成対象から除外
難病法施行後も助成対象となる経過措置
が設けられたが、2017年末に期限を
迎え終了。
当時、約72万人いた経過措置の対象者の
うち2割にあたる約15万人が、助成対象
から除外されてしまった。
厚労省の調査によると、助成対象外となった
患者の半年間の平均通院回数は17年の
5・3回から、18年は3・6回に減少。
医療費の自己負担が増えたことで、受診を
控えた可能性があるという。
難病法は今年見直される予定だったが、
その議論はコロナ禍のせいで止まったまま。
助成対象から外された患者は、もう一度、
助成対象に加えて欲しいと、法改正を待ち
わびていたのに、安倍首相は
「政治においては、最も重要なことは結果
を出すことである」とか言いながら、
政権をブン投げたのである。
コラムニストの小田嶋隆氏がこう言う。
「安倍さん自ら『結果を出すことが重要』
と言っている以上、首相を辞めた理由はどう
であれ、8年に及ぶ安倍政治はきちんと総括
されなければなりません。病気だからといっ
て、執政が批判されない理由にはならないの
です。文書主義を否定し、行政を“私物化”し
た安倍政権とは何だったのか、ちゃんと検証
しない限り、時の政権による行政支配が続い
ていくと思います」
潰瘍性大腸炎という難病を患っているの
は大変だろうが、政権を放り投げた事実に
変わりはない。美談にしてはダメだ。
【転載終了】
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まあ、サポーターやネトウヨが慰労の
コメントを配信しているのかもしれない
ですね
今後は、「スガ応援団」に衣替えです
かね?
ただ、安倍首相の体調は辞任するほど
悪くはないという情報も。
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