政府が方針転換「コロナ無症状者軽視」が招く危機! 

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■政府が方針転換「コロナ無症状者軽視」 

 が招く危機 公開日:2020/09/06 


 今年の秋から冬にかけて心配されて 

いるのが、新型コロナウイルスの 

「第3波」とインフルエンザのダブル 

流行だ。 

政府は、医療現場の逼迫を避けるため、 

「重症者治療」に注力する方針だ。 


  先月28日に発表した新型コロナの 

「対策パッケージ」では 

「入院は重症者を優先」とし、その 

代わり、無症状、軽症者は宿泊・自宅 

療養を徹底させるという内容を盛り 

込んだ。 

まるで「無症状者は心配ない」と言わ 

んばかりだが、無症状者を軽視して 

本当に大丈夫なのか。 


 判明時に無症状でも、その後、発症し、 

死に至るケースもある。 

和歌山県が8月末までに判明した陽性者 

230人を分析したところ、陽性判明時 

に無症状だった52人のうち、62%に 

当たる32人が入院後、症状が出たとい 

う。

 重篤、死亡が各1人いた。 

和歌山県では無症状者も全員入院させて 

いる。 


  直近でも無症状者の死亡が報告され 

ている。  


 横須賀市の70代男性会社員は8月 

に都内で陽性が確認され、無症状だった 

が、市内の病院に入院。 同24日に

PCR検査をしないまま退院 し、自宅に

戻って在宅勤務をしていた。 

無症状者は陽性判明後10日経過すれば 

検査なしで退院できるルールになって 

いる。 

ところが、今月1日に急変し、搬送先 

の病院で死亡してしまった。 

死後のPCR検査で陽性が判明し、 

死因は新型コロナによる肺炎とされた。


 ■厚労相「2類相当外し」で義務逃れ 


  奈良市の80代男性は8月23日、 

陽性が判明し入院した。 

判明時は無症状だったが、2日後に 

症状が急速に悪化。 

酸素投与を行うも、今月1日に亡く 

なった。 

男性には基礎疾患があったという。  


 奈良市の仲川市長は、3日の会見で、 

「急激に症状が悪化することがある」 

と注意を呼び掛けた。 


 医療ガバナンス研究所理事長の 

上昌広氏が言う。 

「和歌山に限らず、無症状者は半分 

程度に症状が出て、一部、重症化す 

ることは世界的コンセンサスになっ 

ています。無症状者でもしっかり 

モニタリングする必要があり、患者 

の権利でもある。ところが政府は、 

新型コロナの扱いを感染症法上の 

『2類相当』から外し、軽症、 無症

状者を隔離してケアする“義務” を、

単なる“努力目標”にしようとし ている

のです。秋・冬の前に厚労省 は楽に

なりたかったのです」 


  無症状者を軽く扱ってはいけない。


 【転載終了】

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 経路が分かるクラスターならPCR検査 

である程度押さえ込めますが、経路不明 

の市中感染はドライブスルー方式のよう 

なPCR検査の実施で拡大を抑えるしかな 

いでしょう。 

市中感染は抑え込むのはなかなか難しい 

ですからね。 


 しかし、日本は世界で一番コロナを 

抑え込める土壌があるのに、何故これほ 

ど感染が拡大してしまうのでしょうかね?

 

LC=相棒's のじじ~放談!

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