GDPが示す25位の日本が26位の韓国に抜かれる日!
三枝成彰の中高年革命
【転載開始】
■1人当たりGDPが示す
25位の日本が26位の韓国に抜かれる日
公開日:2020/09/12
どんなに嫌な思いをしても水に流して
忘れるのは日本人の美徳かもしれない。
安倍政権が退陣を決めた途端、
急落していた支持率がボンと上がったの
も、そんな国民心理の表れだろう。
しかし、どんな過去も不問に付せば、
無責任な体質だけが残ってしまう。
かつて国家と国民をどん底に突き落とし
た責任者が戦後に次々と復権したことは、
どんなに文書や資料が改ざんされたり
破棄されたりしても知らぬふりで反省
しない安倍政権の姿勢につながっている
ように思う。
その安倍政権は経済面の実績を
アピールしてきた。
退陣会見の際も、安倍首相は
「20年続いたデフレに3本の矢で挑み、
400万人の雇用を創出した」と主張し
ている。
もっとも、その大半は不安定な非正規雇用
だ。
コロナの影響が出るまで経済は良くなって
いた、という事実もない。
これは「1人当たりGDP」について、
世界銀行とOECDのデータを参考に
した推移(別表)をみると明確である。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と
言われるようになった1979年から
日本のそれは急激に伸び、村山内閣の頃
(95年)には米国も追い抜いた。
だが、その後は低迷し、野田内閣の終わ
り頃(2012年)から第2次安倍政権
にかけて盛り返したものの、以降はまた
落ち込んだ。
その結果、2019年は79年の4・7倍
にとどまっている。
この間に中国は92倍、韓国は24倍、
米国は5・5倍と、いずれも日本を上回る
成長を遂げてきた。
昨年は世界25位で、すぐ下の韓国(26位)
にも肉薄されている。
今年は抜かれてしまってもおかしくない。
残念ながら、安倍さんがいくら胸を張って
も、日本経済の実力は第1集団から大きく
遅れているのである。
安倍さんの次は菅さんだという。
だが、党本部で行われた所見発表演説会
では終始下を向いて話し覇気がなく、
これといった政治哲学も感じられなかった。
「グレートリセット」を力強く訴えた
石破さんとは対照的である。
人事面で恐怖を植え付けて部下を縛る
ことはできても、尊敬を集めるような
人柄にも見えない。
身内を優遇し弱者に目を向けない安倍さん
の政治手法は褒められたものではないが、
それでも一部には熱狂的な支持者がいた。
それすらない菅さんに、いったい何を
期待できるのだろうか。
【転載終了】
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日本人は「変革を嫌う」と言わ
れています。
だから、自民党一党支配が戦後
70有余年も続いたのでしょうね。
平成に入り、サラリーマン経営者
が増えてきて、現状維持を基本に
してきているように思います。
従順に国策に従った東芝によく現れ
ているように思われます。
原発政策に従った東芝はじめ、日立、
三菱などが原発外交で失敗し、業績
を悪化させています。
さらには、国際競争力をなくし、
グラフのように韓国にさえ抜かれよう
としています。
これからのサラリーマンはどうなる
のでしょうか?
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