菅氏“お忍び”朝食会を設定 ・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■菅氏“お忍び”朝食会を設定 

  早くも始めた「マスコミ懐柔」 

 公開日:2020/10/01  


 「メディア対策か」――。 

菅首相がマスコミ出身者を首相補佐官 

に起用したことについて、永田町で 

こんな声が上がっているが、菅首相は 

早速、次の一手に踏み込んだ。 

記者クラブとの“お忍び”朝食会を開催 

するというから驚きだ。 


  ◇ ◇ ◇ 


 関係者によると、首相官邸で報道 

対応を担う官邸報道室が30日までに、 

内閣記者会に常駐で加盟するマスコミ 

19社に対し、首相と秘書官が同席 

する朝食懇談会への参加を呼び掛けた。 


 朝食会は、中身を報じないことを 

前提とした「オフレコ」で開催される。 

官邸サイドは、全国紙やブロック紙、 

NHKと民放キー局など常駐社の 

約60人もの首相番記者全員に、2回 

に分けた朝食会に各社人数に偏りなく 

参加するよう要請している。 

常駐社以外のラジオや雑誌社などには 

通知は来ていない。 


 臨時国会の召集は今月23日となる 

見込みで、菅首相は現状、国会で所信 

表明すら行っていない。 

コソコソと“舞台裏”で大手メディアと 

懇親するより、もっと早く国会を開く 

べきだろう。 

総裁選で「口下手」が露呈し、国会から 

逃げている。 


 メディア関係者は

 「首相との懇談会は各社1人出席が通常。 

首相番全員を対象とするのは異例です。 

菅首相は焦っているのか、よほど記者ら 

を懐柔したいのだろう」と話した。 

言うべきことがあるなら、公務後のぶら 

下がりや国会など“表舞台”で堂々と表明 

すればいい。


 ■国会で所信表明もまだなのに 


 朝食会参加を拒否した社もあるとは 

いうが、菅首相の思惑に乗っかる 

大マスコミもどうかしている。 


 官邸報道室に問い合わせると、 

「通知したペーパーやメールの履歴がな 

いので(会開催の事実自体を)確認でき 

ない」と回答。 

記者会(幹事社・NHK、西日本新聞)

 は「取材の過程に関わるので回答は差し 

控える」と示し合わせたかのように 

ダンマリである。 


 「安倍前首相もメディア関係者と懇親 

してきましたが、相手は幹部がメインで 

した。菅首相が現場の記者と会うのは、 

懐柔の他に情報収集が目的ではないか。 

共同通信出身の柿崎明二氏を補佐官に 

登用したのも、同じ狙いがあるように見え 

ます。現場の記者が何を追いかけているの 

か分かれば、事前に対策を練ることができ 

る。解散時期を含めた今後の政治日程を 

考える上で、重要な情報でしょう。

 メディアは距離感に気を付けなければいけ 

ません。首相とはオープンな会見の場で 

やりとりすべきです」

 (法大名誉教授の須藤春夫氏=メディア論)  


 菅首相は官僚人事について政権の政策 

に反する幹部は「異動してもらう」と 

明言していた。 役人にはムチを、マスコミに

はアメをと いうことか。 


 【転載終了】

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 菅政権が安倍政治継承でも、マスコミ 

が安倍政権と同様の忖度対応を継承する 

必要はないですよ。 


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