コロナ長期化で外資系や医療業界に吹き荒れる解雇勧告の嵐!

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■コロナ長期化で外資系や医療業界に 

 吹き荒れる解雇勧告の嵐 

 公開日:2020/10/08  


 2020年の上場企業の 

「早期・希望退職」募集は9月末時点で 

63社、1万1590人 

(東京商工リサーチ調べ)と、すでに 

昨年1年間を抜くハイペースで推移し 

ている。 

新型コロナの直撃が3分の1超の企業 

に影響を与えたものだが、業績悪化に 

よるこうした対応は上場企業だけでは 

ない。 

外資系企業、医療業界の従業員にも

 突然の解雇勧告が増えているのだ。  


 外資系企業のトップコンサルタント 

としてM&A事業を担当、3000万円 

の年収を稼いできたA氏(53)の 

ケースだ。 

「昨年末から今年にかけて会社全体の 

顧客が激減、私の成績も目標に届かず、 

まずいなと思っていたら、突然、契約 

更新を断ってきた。業績悪化で外資系 

は簡単にクビを切ることは分かってい 

ました。しかし、コロナの影響は海外 

企業の方が大きく、M&Aの腕がいい 

といっても簡単には再就職先は見つか 

りません。稼ぎが多かっただけにいま 

の生活は天国と地獄です」  


 新型コロナウイルスの感染は病院や 

歯科医院の患者を激減させた。

 都内8カ所にある系列歯科医院で働く 

歯科衛生士(32)は、院長から呼び 

出され突然退職を迫られた。 


 「新型コロナで売り上げが半減した。 

1軒100万円の家賃が払えなければ 

出て行けと大家に言われている。クリ 

ニックを縮小するので、助手や衛生士 

に1カ月以内に辞めてもらう」 


 この歯科医院には歯科医と助手が 

それぞれ2人、歯科衛生士が5人と 

事務員の全体で約80人のスタッフが 

いたが、うち10人が退職勧告で辞めた。  


 「患者さんが減り始めたのは緊急事態 

宣言の直後からで、キャンセルが続出し、 

それまでの半分以下に患者さんは減りま 

した」(前出の歯科衛生士) 


 退職後はどんな職種でもいいと

 ハローワークに通う毎日だという。  


 「会社から突然クビを切られた従業員 

は、精神的に大変なことになっています」 

と言うのは、都内の精神科クリニック院長 

だ。 

最近診察に来た患者のケースを話してく 

れる。  


 「支店長から食事に誘われた翌日、 

『コロナの影響で社内の部門を統合 

した結果、キミの部署は廃止になっ 

た』と退職勧告された。IDカード 

は取り上げられ会社に入れなくなった 

と言うんです。ショックが大きく、 

目が据わり、生気のない夢遊病者の

 状態でした。『眠れない』『食欲が

 ない』と訴え、神経症からのノイロ

 ーゼ、うつ状態になる患者は今後も 

増えてくると思います」  


 新型コロナによる業績の影響は、 

消費回復の遅れ、長期化でさらに 

雇用に影を落とす。 

個人加入の労働組合、東京管理職 

ユニオンの鈴木剛執行委員長が 

こう指摘する。  


 「今後は雇用調整助成金などの 

補助金の終了も見え、年末から来年 

にかけ企業の早期退職者募集に拍車 

がかかることが予想される。今後の 

退職者の急増が懸念されます」 


 年末年始、失業者が街にあふれる 

年にならなければいいのだが。 

 (ジャーナリスト・木野活明) 


 【転載終了】

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 2022年までコロナ過が続くという 

情報もある中、あらゆる業界に

リストラ の嵐が吹き荒れることに

なりそうですね。

 

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