日本学術会議バッシングの裏に・・・

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載開始】


 ■日本学術会議バッシングの裏に・・・ 

 菅首相10年越しの私怨 

 公開日:2020/10/11 


 もはや「居直り強盗」級の邪悪な 

印象操作だ。

 日本学術会議の新会員候補6人除外 

問題で、菅政権の論点ずらしは過熱 

の一途。 

9日は、河野行革相が学術会議を

 “ムダ撲滅”の対象にロックオン。 

「予算や機構、定員について聖域なく 

見ていく」と意欲を燃やす中、 

狂気の学者たたきに新たな疑惑が浮上 

だ。 

ズバリ、菅首相の「私怨」隠しである。


  ◇  ◇  ◇  


 河野大臣は自身のツイッターにも 

「政府の全ての支出は、最初から行政改革 

の対象」と投稿。 

ところが、1億円近い税金を投じる 

中曽根元首相の高額合同葬はスルーだ。

 感染対策で参列者同士の間隔を広げた結果、 

当初の会場に収まらず、別会場を借りて 

予算増――と、本紙(日刊ゲンダイ)がムダ 

を指摘しても、見直す気はない。 


 自民党の下村政調会長も、学術会議の在り 

方を検討するプロジェクトチームを設ける 

方針を発表。 

「10年以上、(政府に)答申を出していな

 い」と攻撃するが、2007年を最後に政府が 

諮問していないのだから、答申が出ないのは 

当たり前。

 「活動が見えない」との批判も言いがかりだ。


  学術会議は08年以降、321本の提言と10本 

の報告を政府に提出。 

今年も教育のデジタル化やプラごみ対策など 

83本の提言・報告を公表している。 

年間10億円強の予算のうち運営費を除く 

5億円は、見解をまとめる会議出席の際の 

日当や国内外の旅費に充て、 

「秋ごろになるとお金がなくなって『後は自腹 

でお願いします』と言われた」 

(元会員で法大教授の杉田敦氏)。

 この実情を文教族の下村氏が知らないなら、 

単なる勉強不足だ。 


 ■10年後にまさかの“感情爆発” 


 大体、学術会議の閉鎖性にイチャモンを 

つける前に自分たちはどうなのか。 

河井夫妻への1.5億円提供などカネの使途は 

不透明。

 下村氏自身、加計学園からの200万円の 

闇献金疑惑について、3年前に 

「都議選が終わった後に丁寧に説明する」と

 言ったきり。現在まで説明を避けている。


 そもそも菅首相の任命拒否も、長年の鬱憤 

を晴らした疑いが強い。 菅首相は10年前、

学術会議の政府に対する 法に基づいた勧告に

ケチをつけていた。


 「科学技術基本法の見直しを求め、具体的

 な予算措置の必要性にも踏み込んだ内容に、 

衆院議運委の自民党筆頭理事だった総理が 

『財源措置にまで踏み込む勧告内容は越権の 

疑いがあり、看過できない』と問題視したの 

です」(自民党関係者)  


 ただ、当時は自民の野党時代。

 党内は「政権を利する必要はない」と菅氏に 

同調するムードはなかった。 

この問題を報じた7日付の神奈川新聞は 

「今回の措置の引き金の一つとなった」と 

自民党や政府関係者の見方を紹介していた。  


 10年後にまさかの首相就任で感情爆発。 

任命拒否について「総合的、俯瞰的」を 

連発し、説得力ある説明ができないのは 

そのためなのか。

 学術会議への政権や自民党を挙げての 

ネガティブキャンペーンは、菅首相の「私怨」

 隠しの忖度にも見える。 


 追い込まれた菅首相は 

「任命を決裁する段階で6人は除外され、 

候補リストは99人だった。推薦段階の名簿 

は見ていない」と発言。

 学術会議の推薦を取り次いだ政府内の 

「謎の第三者」に責任をなすりつける始末だ。


  いよいよ、ヤクザの難クセよりもタチが悪く 

なってきた。 


 【転載終了】 

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 いずれにしろ、悪印象を与えたのは確かで

 しょう。 


  発足からつまずいた印象が強いですよね。

 

LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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