“スガ友”顕彰 終身年金350万円「文化功労者」・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■“スガ友”顕彰 終身年金350万円「文化功労者」
に経済人の愚 公開日:2020/11/11
所管する文科省の元次官の言葉だけに
説得力がある。
東京新聞のコラム(8日付)で前川喜平氏
が、文化の向上に功績があった人を称える
「文化功労者」について
<自らは創造活動をしない経済人が選ばれた
ことには、強い 違和感を覚えた>と疑問を
呈していた。
前川氏が「あれ?」と思ったのは、おととし
からだという。 確かに調べてみると、
2018年は資生堂名誉 会長の福原義春氏と
キッコーマン名誉会長の 茂木友三郎氏、
19年は日本財団会長の 笹川陽平氏、
今年はインターネットイニシアティブ会長の
鈴木幸一氏とぐるなび会長の滝久雄氏が選ば
れた。
経済人が選ばれることの違和感は文化功労者
のその「特権」にある。
年間350万円の年金を、死ぬまで受け取れる
のだ。
文化への貢献者には「文化勲章」があるが、
憲法14条に
「栄誉、勲章その他の栄典の授与はいかなる
特権も伴わない」という規定があり、お金は
出せない。
そのため1951年に「文化功労者年金法」
を制定し、年金支給を決めた経緯がある。
つまり“功労金”を渡すことが目的の制度なのだ。
前述のコラムで前川氏は
<功績顕著な学者や芸術家でも、経済的な
成功者とは限らない。例えば作歌だけで
生活できる歌人はほとんどいない>
<三百五十万円の年金は貴重なご褒美だ。
しかし、成功した経済人には不要だろう>
と記していた。
■年間予算総額8億円
この一件は、4日の衆院予算委員会でも取り
上げられ、立憲民主党の本多平直議員の質問に
萩生田文科大臣は
「現在の文化功労者は233人。年金の年間
総額は8億1550万円」と答弁している。
そのうえ、今年選ばれたぐるなび会長は、
菅首相の“オトモダチ”だ。
子会社が献金もしている。
本多議員があらためて言う。
「惻隠の情から国会では実名をあげません
でしたが、菅首相の知人は文化功労者に選ば
れただけでなく、経営する『ぐるなび』が
『Go To イート』によって恩恵を受け
ている。ネット予約分に616億円の予算が
つけられ、ぐるなびには事務費用として
10億円が支払われます。菅政権は、日本
学術会議に年間10億円の税金が使われてい
ることを問題視するなら、文化功労者への
8億円の使い方も議論すべき。経営者にまで
終身年金を払う必要があるのかどうか」
その通りで、これほど「前例打破」に
ぴったりな事案はない。
【転載終了】
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自民党政権が長すぎるからこの
ような政治の私物化の行いが横行
するんですよね。
民主党政権が最後のチャンス でした。
もう日本は変わることはないで
しょう。
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