激増する家庭内感染 コロナ第3波で“郊外クラスター”の恐怖!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■激増する家庭内感染 コロナ第3波で
“郊外クラスター”の恐怖
公開日:2020/11/16
新型コロナウイルスの第3波の勢いが
止まらない。
15日も全国で1441人の感染が確認
された。
不気味なのは、第1波、第2波とは広がり
方が大きく違うことだ。
第2波は“夜の街”と“若者”が中心だったが、
第3波は幅広い世代が感染し、一気に郊外
に広がっている。
第2波と第3波はどう違うのか――。
都内で第2波最多となった472人の感染者
を記録した8月1日までの1週間と、
直近最多の393人を記録した今月12日
までの1週間を比較すれば、違いは歴然だ。
第2波は20、30代が66%を占め、
40代以上は31%だったが、第3波は
20、30代が43%に減り、40代以上
が49%に増えている。
感染経路も接待を伴う飲食店など
「夜の街」関連は21%から3%に激減し、
家庭内感染が27%から41%に激増して
いる。
陽性者の居住地も新宿区が1割から6%
に減り、世田谷区も1割から7%にダウン。
逆に多摩・島しょ部が12%から22%へ
と倍近くになっている。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏(感染症学)は言う。
「第2波のターゲットは新宿など夜の街
と明確でした。ところが、第3波では、
職場や会食などで感染した家族が家庭に
持ち帰り、家庭内感染が多くなっています。
郊外の割合が上がっているのはそのためで
しょう。ウイルスが市中にあまねく浸透し
ているということです」
■政府の対応は周回遅れ
家庭内感染は厄介だ。
10日の新型コロナ感染症対策本部で
菅首相は
「今までよりも踏み込んだクラスター
(感染者集団)対応を実施する」と
意気込んでいたが、周回遅れの感は否め
ない。
「夜の街など発生源が特定されている
場合は、濃厚接触者だけでなく、周辺
一帯の関係者を徹底検査することでクラ
スター封じができます。一方、家庭内
感染はどう手をつけていいのか分からな
い。外での感染源を一つ一つ特定し、
つぶしていくしかありませんが、これ
だけ広範囲に広がるとその方法で全体
を抑え込むのは不可能に近い」
(中原英臣氏)
もはや、歌舞伎町を抑え込んでも
ウイルスは消えそうにない。
さらに、家庭内感染は同居する高齢者の
感染につながる。
高齢になるほど重症化リスクが高くなる。
厚労省によれば、重症化率を30代と比較
すると60代が25倍、70代が47倍、
80代が71倍、90歳以上が78倍と差
は歴然だ。
このままでは、重症者や死者が激増しか
ねない。
【転載終了】
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妻とも話して、この国では自分達が「密」
をさけ、飲食もできるだけテイクアウトに
しています。
結局、自分で感染リスクを避けるしか
ないですね。
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