比例重複厳格化が「菅降ろし」の引き金に ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■比例重複厳格化が「菅降ろし」の引き金に
…自民で不満噴出
公開日:2020/11/19
自民党が次期衆院選に向けて小選挙区と
比例代表の重複立候補に関する内規を厳格
に適用する方針を決めたことが波紋を広げ
ている。
発端は菅首相の意向だ。
2017年の前回衆院選後にまとめられた
党の「基本方針」には、2回連続して
比例復活の議員は「原則として重複立候補
を認めない」と明記されている。
菅首相は今月8日、山口泰明選対委員長と
会談し、「比例復活が続く議員は甘い」と、
党の内規を厳格に適用する考えを示したと
いう。
「菅首相が急に比例重複の厳格化を言い
出したのは、当選同期で親しい、日本維新
の会を除名になった下地幹郎衆院議員がも
くろむ自民党復党をアシストする狙いだと
みられていました。下地議員の沖縄1区は、
自民党現職の国場幸之助議員が2回連続で
比例復活なのです。国場議員が所属する
岸田派潰しの一環ともいわれている。ただ、
2回連続比例復活の議員が多いのは岸田派
にかぎりません。党内に動揺が広がり、
不満の声が公然と上がり始めています」
(自民党中堅議員)
選挙区の有権者が「NO」を突き付けた
候補者が比例復活で救われる制度の是非に
は議論の余地があるが、議員にとっては
政治生命に直結する話だ。
断行すれば、党内のハレーションは避けら
れそうにない。
議員の当落は、数を競う派閥にとっても
影響は大きい。
所属議員を守れない領袖は求心力が低下する。
それに、小沢一郎氏(岩手3区)、
中村喜四郎氏(茨城7区)、
枝野幸男氏(埼玉5区)など野党ベテランが
強い選挙区の候補者は不利だし、比例単独
候補との不公平感もある。
■二階幹事長も不快感
二階幹事長も16日の会見で、内規の厳格
適用について「聞いていない」と、不快感を
あらわにしていた。
実は、2回連続比例復活の議員は二階派にも
多いのだ。
「菅政権誕生の立役者が二階幹事長という
のは衆目の一致するところですが、この件に
関しては、二階氏は首相の意向より自派閥の
事情を優先するでしょう。“菅カラー”の出し
方やサジ加減によっては、対立の火種になり
かねません」
(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
党の内規には、党員獲得数や惜敗率などを
勘案して例外を認めることも明記されている。
来年10月までに必ずある衆院選をめぐり、
例外適用を得るためのさや当てが派閥間で
激化するのは必至。早くも菅降ろしが勃発
しかねない状況だ。
【転載終了】
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>2回連続して比例復活の議員は
「原則として重複立候補を認め
ない」
至極、まっとうなことだと思い
ますがね。
2回選挙民が議員として不適格と
して、落選させたということですか
ら。
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