小池知事「私どもは停止を要請」国と都が責任の押し付け合い・・・

産経新聞


【転載開始】


■小池知事「私どもは停止を要請」

 国と都が責任の押し付け合い

 「Go To」高齢者ら自粛要請

 12/1(火)


 新型コロナウイルス禍を受けた

観光支援策「Go To トラベル」

をめぐり、焦点となっていた東京都

の扱いは、政府と都のトップ会談に

より、ひとまず高齢者らに利用自粛

を要請することで落ち着いた。

限定的な自粛要請で経済効果への

マイナス影響を小規模にとどめる狙い

だが、感染拡大を防ぐ観点からは

疑問符もつく。

政府と都が互いに責任を押し付け合う

ような構図も垣間見える。


 仮に国の人口の一割強を擁する東京都

を事業から除外した場合、すでに利用制限

を課した札幌、大阪両市を大きくしのぐ

規模で事業の経済効果が損なわれ、

キャンセルなど現場の大混乱も避けられ

ない。


 決断を避けたい思いは政府と都に共通

している。

一方で、感染拡大に伴い事業への風当たり

が強まる中、無策でもいられない。

そこで限定的な自粛要請が落としどころ

となったが、両者の思惑はすれ違う。


 「私どもの方は停止ということで要請を

した。いろいろ考え、その中で自粛という

結論に至っている」


 小池百合子知事は会談後、都庁で記者団

にこう明かし、「国の事業だ」とも繰り

返した。

都が新たな新型コロナ対策を打ち出した

11月25日には、感染拡大地域を出発地

とする事業も止める必要があるとの認識も

示している。

小池氏としては、今回、より踏み込んだ

措置を求めたと強調することで、

「対策が不十分だ」という批判の矛先を

かわしたい思いも透ける。


 菅義偉首相も会談後、記者団の取材に

応じたが、そっけなさが際立った。

自粛要請については「東京都の対応として

理解できる」と述べ、言外に都の判断だと

示唆。

札幌、大阪両市に制限を課したときのよう

に、自ら協力を呼び掛けることもしなかった。

首相は事業が地方経済を下支えしている

ことに自信を持っており、規模縮小はなる

べく避けたいという強い思いがにじむ。


 しかし、官邸幹部が「高齢者や基礎疾患

のある人はもともと気を付けているのでは

ないか」と語るように、限定的な自粛要請

では実効性は見通せない。

利用にあたり、年齢や基礎疾患の有無を確認

するにも限界がある。

今後の感染状況次第では、新たな対応を迫ら

れる可能性がある。


【転載終了】

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 業界優先が根底にあるからこんな

妙な対応になるんですね。


 菅氏には、安倍応援団のような

道理が通らなくてもゴリ押しする

方達がいるから通用するんですが。


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