GoTo延長の菅政権に聞かせたい米シンクタンク“日本の評価”!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■GoTo延長の菅政権に聞かせたい
米シンクタンク“日本の評価”
公開日:2020/12/04
「延長し、感染状況や旅行需要を
踏まえて運用していく」
3日、「Go To トラベル」について
来年6月まで延長する方針を明言した
菅首相。
経済重視のコロナ対策は、世界の
スタンダードとかけ離れている。
菅首相は3日、新型コロナウイルス
感染症対策分科会の尾身茂会長と官邸
で会談。
ところが、肝心の中身はスカスカで、
尾身会長は
「日本の社会全体が一つの方向性を向け
ば、危機的な状況を回避できる可能性も
ある」
「みんなで頑張ることが必要ではないか」
――と、相変わらず「精神論」を吐くだけ
だった。
感染拡大に歯止めのかからない米国で
すら、検査の徹底とセットで濃厚接触者
の「14日間隔離」を短縮した。
日本は検査が増えていない上、経済優先
のあまり後手後手。
菅首相が小池都知事とひねり出した答え
が、感染リスクの高い高齢者へ
「東京の出入りを自粛要請」というあり
さまだ。
■「経済ダメージの軽減は終始、ウイルス
拡散をコントロールすることにある」
最近、興味深いリポートが出ている。
米国の非営利シンクタンク「INET」が
11月18日に出した報告書。
「経済回復のために、まずは人命重視」と
題し、
〈パンデミックによる経済ダメージの軽減
は終始、ウイルス拡散をコントロールする
ことにある〉と指摘。
〈中国、台湾、ニュージーランド、アイス
ランド、シンガポール、ベトナム、タイと
いった、感染拡大防止に速やかに投資した
国々は効率的にウイルスを抑え込み、経済
回復の兆しすら見せている〉――と高く
評価している。
日本については経済損失と死者数の相関を
示した図で、〈人命を重視して経済を犠牲〉
にした国と位置付けてはいるものの、コロナ
対策への評価はなかった。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏
がこう言う。
「それもそのはずです。日本は欧米と比べ
て死者こそ少ないが、オックスフォード大の
調査によると、感染対策の強さと経済損失は
スウェーデン以下です。7~9月期のGDP
の下げ幅は前年同期比で、スペインやイギリ
スよりも大きい。世界の専門家のコンセンサ
スから逆行しているせいで、検査数も増えな
いままです。これは世界に比べて、日本の
専門家のレベルが低いということに尽きます」
菅政権と“自称”専門家は、
「経済回復にはまず人命重視」を自身に言い
聞かせたらどうか。
【転載終了】
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期待するだけむだでしょうね。
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