尾身会長「クラスター追えない」政府コロナ対策“敗北宣言”!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■尾身会長「クラスター追えない」

 政府コロナ対策“敗北宣言”

 公開日:2020/12/08


 政府が「勝負の3週間」と呼びかけて

から2週間。

しかし、感染再拡大は、いっこうに止ま

らない。

医療体制の逼迫が懸念される北海道、

大阪府、東京都だけでなく、全国各地で

新規感染者は高止まり。

グーグルの感染予測も7日時点で、

4日から31日までの28日間に

7万6000人が感染するとはじき出し

ている。

そんな中、政府のコロナ対策分科会の

尾身茂会長の口から衝撃発言が飛び出し

た。


 ◇  ◇  ◇


 大阪の吉村知事は7日、医療従事者を

確保するため、政府に自衛隊看護師の

派遣を要請。

北海道も派遣要請するという。


 北海道と大阪に続き、愛知もピンチだ。

連日200人前後の新規感染者が発生し、

名古屋市の河村市長は7日、市内の病床

の9割が埋まっていることについて危機感

をあらわにした。


 埼玉や神奈川、兵庫でも感染者数は

100~200人と高止まり。

7日の全国の重症者は530人で、

過去最多を更新した。


■必要なのは民間の検査センター支援


 全国各地に「第3波」が襲来している

このタイミングで、尾身会長は衝撃的な

事実を口にした。


 6日放送のNHKの日曜討論。

番組終了間際、司会者から

「年末年始に心がけること」を問われた

尾身会長は、次のように言い放ったのだ。


 「実は日本がしのいできた理由のひとつ

に、クラスターを早く見つけて感染源を

(特定した)ということがあるんですけど、

もう保健所が疲弊して、クラスターの感染

源を見つけるという方法が取れなくなって

いる」


 日本が感染拡大を阻止してきた切り札

である「クラスター対策」を、もう使え

なくなった――と白状したのだ。

要するに「敗北宣言」である。

この発言には、出演していたコロナ担当

の西村経済再生相もビックリしたのか、

こわばった表情を隠さなかった。


 医療ガバナンス研究所理事長の

上昌広氏がこう言う。


 「政府は今年2月のダイヤモンドプリ

ンセス号での集団感染で、無症状感染者

がいると把握したにもかかわらず、クラ

スター追跡にこだわって無症状感染者を

野放しにしてきました。その時から今ま

で、対策を誤ってきたのです。本来なら

PCR検査を徹底的に拡大するべきだっ

たのです。クラスター追跡ができないと

認めたのなら、早急に方針転換し、民間

のPCR検査センターを支援するべきで

す。誰でも『頻回検査』できるようにす

ることが、感染拡大防止の要ですからね」


 この先、第3波はどこまで広がって

しまうのか。

AIを用いたグーグルの感染予測による

と、31日までに全国で7万6000人

が感染するというから恐ろしい。


 「日本は欧州や米国に比べて死者も

少ないし、医療体制も充実しているは

ずなのに、医療崩壊を起こしつつあり

ます。国の『専門家』が政治的な判断

で、根拠不明な入院基準などを医療現

場に持ち込むから、他国に比べて異様

な状況になってしまっているのです」

(上昌広氏=前出)


 失敗のツケを払わされるのは国民だ。

もっと怒った方がいい。


【転載終了】

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 菅政権をいまだに50%の国民が支持を

しており、「GOTO」にも乗っかってい

るのですから、何を怒っていいのかわか

らないのでは?


 分科会も、もう打つ手がないのでしょう。


LC=相棒's のじじ~放談!

時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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