医療支援や感染対策おざなりでGoToに追加1兆円以上・・・
LITERA
【転載開始】
■菅首相の追加経済対策の内訳に唖然!
医療支援や感染対策おざなりでGoTo
に追加1兆円以上、マイナンバー
普及に1300億円
2020.12.21
国民がようやく「ガースー」の無能さに
気付きはじめたのか、菅内閣の支持率が
ダダ下がりしている。
テレビ朝日系のANNが19・20日に
おこなった世論調査では、先月の調査から
支持率が17.5ポイントも下落して38.4%
となり、不支持率は17.1ポイントも跳ね
上がって39.6%に。
ANN調査でははじめて不支持率が上回った。
さらに、同日におこなわれた朝日新聞社の
世論調査でも、前回は支持率56%
・不支持率20%となっていたのが、
今回は支持率39%・不支持率35%と僅差
になっている。
政権発足から約3カ月にして、複数の
世論調査で「政権維持の危険水域」と
呼ばれる30%台に突入する──。
ここまで急落した理由は、もちろん
「GoToトラベル」一時停止の判断の遅さと
いった新型コロナ対応や、
「GoTo」一時停止を発表した今月14日の
夜、国民には大人数での会食を控えるよう
呼びかけながら、
自分は「大人数・高級ステーキ忘年会」
に参加していたというふざけた態度にある
のは明白だ。
だが、菅義偉首相の新型コロナ対応に
酷さを考えると、30%台という支持率で
さえ、高すぎるのではないか。
そのことがよくわかるのが、15日に
閣議決定した追加の経済対策である
第3次補正予算案だ。
この補正予算案は「国民の命と暮らしを
守る安心と希望のための総合経済対策」と
題しながら、
「GoToトラベル」
「GoToイート」
「GoTo商店街」に追加で計1兆856億円も
計上。
だが、「いまそれ!?」と目を疑わざるを
得なかったのは、それだけではなかった。
たとえば、「ポスト5G・Beyond5G(6G)
の研究開発支援」に1400億円、
「マイナンバーカードの普及促進」には
1336億円もの巨額を計上。
さらに、東京五輪の延期に伴う対策費と
して959億円を計上。
驚くべきことに、内閣官房では
〈コロナ禍を乗り越えた大会レガシーの
形成及び大会レガシーを継続的に情報
発信していくため〉の調査実施費として、
6.3億円の予算を付けている。
また、度肝を抜かれたのは、
「観光(インバウンド復活に向けた基盤
整備)」に対し、650億円も計上している
のである。
開催の目処も立っていないのに東京五輪
の「レガシー形成」「レガシー情報発信」
のために、何をやるのかよくわからない
調査費に予算を付けるばかりか、海外から
の観光客を迎えるための整備に650億円
とは──。
いま欧州では感染力が強い変種ウイルスが
広がっているが、そんななかで
「インバウンド復活に向けた基盤整備」に
緊急でこんな巨額を計上するならば、
国内の医療や検査体制、雇用、困窮世帯を
支えるために使うべきではないか。
■第3次補正予算案の総額73.6兆円のうち
新型コロナ拡大防止策は10分の1以下
しかし、「GoTo」やインバウンド、
マイナンバーカードの普及、デジタル化推進
といった菅首相の肝いり政策にこれだけの
予算を注ぎ込む一方で、肝心の医療・検査、
雇用、困窮世帯への支援は完全に置き去り
にされているのだ。
たとえば、前述したように「GoTo」に
追加で約1兆800億円、
「マイナンバーカードの普及促進」に
約1300億円もかけながら、
「診療・検査医療機関をはじめとした医療
機関等における感染拡⼤防⽌等の⽀援」
には1071億円、
「医療・福祉事業者への資金繰り支援」
には1037億円、
「PCR検査及び抗原検査等、検査体制の
更なる充実」には672億円、
「一定の高齢者等に対する検査の取組支援」
には42億円しか計上されていない。
また、「新型コロナの影響で生活が困窮
している世帯の高校生等」への奨学給付金
支援策には102億円。
新型コロナによって解雇や雇い止めといった
煽りを受けているのは圧倒的に女性であり、
コロナ禍で女性の自殺者も急増しているが、
生活困窮者や自殺対策などのための
「セーフティネット強化交付⾦」は、わずか
140億円だ。
そもそも、この第3次補正予算案の総額は
73.6兆円だが、喫緊の最重要課題である病床
の確保をはじめとする医療提供体制の強化や、
検査体制の充実、時短営業に応じた店舗への
支援金といった「新型コロナ拡大防止策」に
充てられているのは、たったの6兆円にすぎ
ない。
この数字こそ、菅首相がいかに医療提供体制
の強化や感染防止策に興味がないかをよく
表しているだろう。
重症者や死者が急増し、コロナ患者が
自宅待機中に死亡したり、通常ならば救えた
はずの命さえ救えないという現実が起こり
つつあるというのに、その現実を直視せず、
「マイナンバーカードの普及促進」だの
「インバウンド復活」だの
「東京五輪のレガシー」だのに税金を投入
する──。
この自分中心の冷血漢に、新型コロナ対応
を任せるのは危険すぎるとしか言いようが
ないのだ。
(編集部)
【転載終了】
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コロナ禍が収束すれば、こんな高額の
「GOTO」予算は必要ないですね。
なんとなく理研の臭いもしてくるのです
が?
それより医療崩壊を起こしてしまったら
「GOTO」どころではなくなります。
兎に角、移動・飲食を停止してその分を
助成金で十分に保証することです。
海外が第二派になったのは、ほぼ感染が
押さえられたところでバケーションに入って
しまったからです。
まさに、「GOTO」と同じではないでしょう
か。
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