自宅療養者の仰天推移・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■年末年始“家でコロナ死”加速の恐怖

 自宅療養者の仰天推移

 公開日:2020/12/23


 新型コロナ第3波の勢いが止まらない。

医療提供体制が逼迫し、多くの陽性患者

は自宅療養を強いられている。

自宅療養者数の推移を調べると、

目を疑うような実態が浮かび上がった。


  ◇  ◇  ◇


 広島市で感染が確認され、入院待ちして

いた60代男性が15日、自宅で容体が

急変し、死亡してしまった。

医療ケアが行き届かない自宅で急死する

新型コロナの怖さを改めて思い知らされ

た形だ。

自宅療養者は爆発的に増えている。


 厚労省は毎週水曜日のコロナ患者の

療養状況を公表している。

10月21日(水)からの自宅療養者数

をグラフにすると急峻な坂道のように

伸びている。

全国の自宅療養者数は、わずか2カ月で

751人から7925人へと10倍超に

なっている。

異常な増え方なのだ。

東京は234人から1294人(5倍)

へ、大阪は77人から1543人(20倍)

に膨れ上がっている。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)は言う。


 「本来、病床不足の対策は宿泊療養を

徹底し、自宅療養は極力避けるべきです。

医療従事者がそばにいる病院や宿泊施設

と違い、自宅療養では患者の急変に対応

できないからです。ただ、ここまで感染者

が増えれば、自宅療養もやむを得ない。

その場合、一部自治体で行われているよ

うに、国が血液中の酸素濃度を測るパルス

オキシメーターを患者に無償で貸与し、

容体の異変を早期にキャッチできるよう

にすべきです。今からでもできることで

す」


 これまで感染者が少なかった地域では、

すべての陽性者を入院か宿泊施設に入所

させ、早期治療を行ってきた。

ところが、第3波は地方にも容赦なく

波及。

病床が逼迫し、自宅療養に踏み切る

自治体が増えている。


 10月21日時点で自宅療養者がゼロで、

12月16日時点で「あり」なのは、

北海道、山形、茨城、新潟、富山、長野、

三重、広島、香川、愛媛、高知、熊本、

宮崎、鹿児島の14道県。

入院と宿泊療養が原則だった北海道も、

病院逼迫により、11月11日に札幌市が

自宅療養を容認。

12月16日時点で563人が自宅療養だ。

感染急拡大の広島は489人、高知は57人

に上る。


 ここまで医療ケアの届かない自宅療養者

が増えると、亡くなる患者が急増しかね

ない。


■グーグルの感染予測は死者2000人超


 精度に定評のあるグーグルの感染予測に

よると、12月19日から1月15日の

28日間の死者数はなんと2015人。

これまでの累計死者数は約3000人

だから、その3分の2の死者が1カ月弱

で出ると予測している。


 「年末年始は休業する病院も少なくあり

ません。医療体制が手薄になるタイミング

で多くの自宅療養者を抱えるわけです。

自宅で容体が悪化したコロナ患者に対して、

治療が手遅れになるリスクはますます高ま

ります」(中原英臣氏)


 自宅療養が増え続ければ、正月はコロナ

自宅死が相次いでもおかしくない。


【転載終了】

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 地方は元々感染者が少ないので、

都市圏の方達の移動状況が大きく

影響すると思われます。


 今年の帰省は我慢していただく

のが好ましいですかね。


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