新型コロナ変異種すでに上陸か?

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■新型コロナ変異種すでに上陸か?

 英からの陽性入国者は増加

 公開日:2020/12/23


 英国内で感染が急拡大している

新型コロナウイルスの変異種。

ジョンソン英首相は

「感染力が最大70%強い可能性がある」

と説明している。

50カ国以上が英国発の旅客機の受け入れ

を停止するなど水際対策に走り出し、

加藤官房長官も22日、水際対策を強化

する考えを示した。

しかし、時すでに遅しで、日本に上陸して

いる可能性はないのか。徹底検証する。


 ◇  ◇  ◇ 


 日刊ゲンダイは、厚労省の公開データを

基に空港検疫で判明した陽性者を調査。

行動歴が「英国」の入国者に絞ると、

12月は9人。

うち、21日までの10日間に限ると7人

だった(別表)。

10月は8人、11月は4人なので、

ここへきて増えているように見える。


 英国では変異種ウイルスが9月に

出現し、11月から感染が拡大した。


 医療ガバナンス研究所理事長の

上昌広氏が言う。


 「例えば、12月に陽性が判明した

『行動歴が英国』の入国者が変異種

ウイルスに感染していても不思議では

ありません。コロナに感染していても

空港のウイルス検査は精度の問題があ

り、陰性と出ることもある。陰性扱い

の入国者から変異種ウイルスが日本で

広がる恐れもあります」


 PCR検査は感染してても「偽陰性」

になる割合は30%とされる。

また、英国滞在者は陰性でも14日間

の待機が必要だが、短期出張の日本人

や日本に居住する外国人の再入国は免除

されてきた。


 さらに国の要請に従わず、公共交通機関

で待機場所に移動する入国者もいるのだ。


■観客入りでの東京五輪は困難に


 これでは、東京五輪の観客入り開催は

いよいよ苦しいのではないか。


 政府は五輪に多くの外国人客を呼び込む

ため、移動の自由を重視。

五輪期間中は外国人客に対し、観戦を

事実上困難にする2週間隔離や公共交通

機関不使用を廃し、ワクチン接種も義務付け

ない方向で検討してきた。

ところが、変異種ウイルスの登場で状況は

一変しそうだ。


 「各国は、変異種ウイルスの感染拡大に

よって英国がロックダウンに追い込まれて

いるのを目のあたりにし、入国制限など

往来を規制する方向に走り出しています。

また、新たに感染力の強い変異種ウイルス

が登場するかもしれない。来夏に観客入り

東京五輪を開催するのはかなり難しくなった

と考えていいでしょう」(上昌広氏)


 菅政権は来年度予算で7年連続過去最高額

の防衛費を閣議決定。

今の日本にとって最大の脅威は新型コロナ

なのに、持続化給付金や家賃支援金の再支給

も盛り込まなかった。


 世界の流れに逆行し、東京五輪をゴリ押し

すれば、とんでもない事態に陥ることになる

だろう。


【転載終了】

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 国立感染研の調査では、まだ変異種は

確認されていないと言うことでした。


 ただ、専門家の中には既に入ってきて

いても不思議ではないと言われています

ね。


 何事も五輪の開催ありきで動いている

ように思います。


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