世界に恥をさらす記者クラブを無力化した?
田中龍作ジャーナル
【転載開始】
■喧嘩上手の大臣が、世界に恥をさらす
記者クラブを無力化した
2021年1月5日
スガ首相は4日の記者会見で、
東京オリンピックについて
「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った
証として」開催する意向をあらためて示し
た。
世界情勢がまったく目に入らず、
無謀な戦争を続けた、かつての日本帝国を
思い出す。
日本を世界の孤児にしているのが
記者クラブだ。
2021年度予算に関して、防衛省は日本の
記者クラブメディアが報道した後で、
海外メディアにレク(当局による記者への説明)
したのである。
ア然とする他ない。空恐ろしくさえなる。
英国の軍事専門誌『ジェーン・ディフェンス
・ウィークリー』の東京特派員・高橋浩祐氏が、
岸信夫防衛相に猛抗議した。
「アンフェアではないか」
「日本にとって国際発信は大事ではないのか」
と。
(高橋氏の抗議は3分05秒頃から)
世界に恥をさらす記者クラブだが、
大臣がその気になれば、記者クラブを無力化で
きる。
民主党政権時(2009~2012年)のことだ。
亀井静香金融・郵政担当相(当時)は、
フリーランスを記者会見に入れるよう、
記者クラブに申し入れたが断られた。
このため亀井大臣は記者会見を2部制で開いて
いた。
第1部が記者クラブ、第2部がフリーランスだ。
警察官僚出身の亀井大臣は、名うての喧嘩上手
だ。一策を講じた―
「アンタたち(フリーランス)だけに話すん
だけどねえ」と必ず前置きしたうえで、
フリーランスに特ダネを披露するのだ。
大臣の発言はそのまま金融庁のHPに載る。
新聞、テレビの記者が知らないことがバンバン
出てくるのだ。
追わざるを得ない政策も頻繁に登場する。
苦し紛れに「第2記者会見より」とのクレジット
をつけて記事にする新聞社も現れるありさま
だった。
これが常態化しつつあった。
記者クラブメディアは焦った。
「第2記者会見」を追い続けるわけに行かなく
なった彼らは、とうとう
「フリーランスと記者会見を一緒にしたい」と
当局に申し入れたのである。
金融庁事務方の最高幹部は田中に言った。
「記者クラブの方がギブアップしたんですよ」
と。
自民党政権だからそんな大臣出てこないよ・・・
なんて諦める必要はない。
また政権交代させればいいのだ。
新聞の購読拒否、テレビの視聴拒否という手
だってある。
【転載終了】
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旧民主党政権の時にありましたね。
記憶にあります。
記者クラブが出来たのは、政府が情報を
コントロール出来るようにですね。
それに乗っかる大手紙のレベルの低さ
故ですかね。
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