コロナ重症者が全国で急増!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ重症者が全国で急増!
東京の人口換算で地方が深刻に
公開日:2021/01/13
新型コロナの重症者が急増している。
12日の全国の重症者数は9日連続、過去最多
を更新した。
47都道府県の重症者数を東京の人口に換算
すると、地方の深刻な実態が浮かび上がる。
◇ ◇ ◇
厚労省が8日に公表した6日時点の
全都道府県の重症者数を東京換算し、重症病床
の使用率を併記した(別表)。
重症者数(国基準)、病床使用率ともに東京が
ワーストで、大阪が続く。
沖縄、京都、滋賀、奈良も東京ならば100人超
のスケール。
病床使用率はステージ3(感染急拡大)の
指標25%を上回り、厳しい状況だ。
12日時点の全国の重症者数は、第1波の
ピーク(昨年4月30日)、第2波のピーク
(同8月23日)と比較して約3倍増と、
急激に増えている。
■確保病床は第1波より大幅減
ところが、肝心の重症病床は第1波の頃より
大幅に減っているから驚きだ。
各都道府県がピーク時に想定している確保
できる重症病床は、昨年5月15日時点で4232床
だったのに、今月6日時点では3673床と約13%
も減っている。
東京が700床から500床、
神奈川が300床から200床、
大阪が300床から215床、
福岡が300床から110床へと縮小している。
「春の段階で、自治体は重症病床の確保を
甘くみていたのは否めません。現実には、
医療スタッフも含めて重症病床を確保するの
は難しく、ピーク時の確保病床見込みを下方
修正せざるを得なかったのでしょう」
(西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏=感染症学)
■病院の8割を占める民間病院がコロナ患者
受け入れ拒否
しかも、現状が第3波のピークとも思えない。
グーグルの感染予測(12日時点)によると、
今月10日から2月6日の28日間の感染者数は
23万4024人(1日あたり8000人超)。
足元より感染者が一段と増えると見込んでいる。
重症者は、感染者増の1~2週間遅れで増えて
いくとみられている。
重症者急増なのに病床減とは最悪の事態だ。
多くの重症者が適切な医療を受けられなけれ
ば、救える命も救えなくなってしまう。
日本は欧米に比して、コロナ感染者は少なく、
また、病床や医師数が劣っているわけではない。
なぜ、重症者が入院できないほどの医療危機
に瀕しているのか。
日本の病院の8割を占める民間病院がコロナ
患者の受け入れを拒んでいるからだ。
「民間病院がコロナ患者受け入れによる減収
を警戒するのは当然です。民間病院に増床を
期待するのは難しく、これ以上、民間と“受け
入れろ”“難しい”と押し問答を続けても好転しな
いでしょう。民間ほど収益を気にしなくていい
公立病院をコロナ専用病院にして、民間病院は、
公立病院のコロナ以外の患者を引き受けるとい
うすみわけが必要です。国や自治体が調整すれ
ばできることです」(中原英臣氏)
大阪府の吉村知事は12日のコロナ対策本部
で、特措法に基づき、民間医療機関に協力の
指示を検討する考えを示したが、嫌がる民間
が振り向いてくれるのか。
柔軟なリーダーシップが求められている。
【転載終了】
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この国は信じられないことをやって
いますね。
病床数を減らし、国民を死への危機に
追いやっています。
この政権を未だに4割の国民が支持し
手いることも信じられません。
安倍政権の時と全く同じです。
と言うことは、全く同じ人たちが政府
を支持していると言うことになります。
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