コロナとの戦い「日本モデル」撤退宣言!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■1都3県ついに白旗・・・

 コロナとの戦い「日本モデル」撤退宣言

 公開日:2021/01/13


 事実上の撤退宣言だ。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、

東京都と埼玉、神奈川、千葉の3県は、

感染経路を保健所が詳しく調べる

「積極的疫学調査」を簡略化する方針

を決めた。


 4知事は12日、官邸を訪れて菅首相

らと会談。

調査を重症化リスクの高い高齢者に

重点化するなど基準の明示を要望した。


 急激な感染者の増加で保健所の調査が

追いつかないため、

「保健所業務の負担軽減」を理由にして

いるのだが、これは「日本モデル」の

失敗を認めたも同然だ。

クラスター追跡では感染拡大を封じ込め

ることができないと、ついに白旗を揚げ

たのだ。


 特に保健所の業務が逼迫しているのが

東京都で、入院・療養等調整中は

約7000人に増加。

患者1人からの聞き取りに3時間かかる

ケースもあるという。


 医療ガバナンス研究所理事長の

上昌広氏が言う。

 「クラスター対策による封じ込めに

無理があることは、当初から自明でし

た。それでコロナが収束するなら他国

も同じことをやっていたでしょう。

保健所の業務は本来、感染経路の調査

ではなく、感染者のケアに特化すべき

なのに、厚労省や国立感染研がデータ

を独占的に集めるための下働きをさせ

られてきた。厚労省の医系技官や専門

家会議がクラスター対策に固執して、

PCR検査を増やそうとしてこなかった

ことが日本の敗因であり、現在の

第3波拡大につながっている。クラス

ター対策からの方針転換はいいとして、

それで検査数が減ってしまうなら本末

転倒です」


■「国がやるべきことはPCR検査の拡充」


 クラスターの追跡をやめることで、

従来の基準では濃厚接触者に該当して

いた人が検査対象にならず、無症状

感染者が野放しになれば感染拡大が

止まらないことは素人でも想像がつく。

東京都の新規感染者数は12日、8日

ぶりに1000人を下回ったが、対象

基準を変えて検査数を減らしたこと

が一因なのか。

参考となる検査実施数は先週末から

公表されていない。

昨夜の時点では8日から更新されて

いなかった。


 「今でも諸外国に比べて検査数が

少ないのに、さらに検査対象を絞って

見かけの新規感染者数が減ったところ

で、何の意味もありません。国がやる

べきことはクラスター調査ではなく、

PCR検査の拡充だということはハッキ

リしている。民間機関を助成して、

徹底的に検査を行うしかありません」

(上昌広氏=前出)


 今後、発表される首都圏の新規感染者

が減少傾向になっても、喜んではいられ

ない。

クラスター対策が敗退した結果、感染の

実態が見えなくなるだけかもしれないのだ。


【転載終了】

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 中国は、最近500人の感染者が確認

され、感染地区の20000人を一斉に

隔離しました。


 絶対、感染を拡大させないという党

の覚悟が見えてきますね。


 日本の政治家では、まねの出来ない

ことです。


LC=相棒's のじじ~放談!

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