緊急事態宣言から2週間 首都圏は「全滅」・・・!?

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■緊急事態宣言から2週間 首都圏は「全滅」

 感染爆発が加速

 公開日:2021/01/22


 1都3県に緊急事態宣言が発令されて

から2週間の折り返し。

菅首相は21日の衆院本会議で、新型コロナ

の感染状況について

「全国で高い水準が続き、緊張感を持って

対応する必要がある」と焦りをにじませた。

人々の行動変容が感染者数に反映されるの

は約2週間後。

効果が表れるのはこれからとも言えるが、

途中経過を検証してみると、不安になる。

見逃せない中間データが判明した。

 ◇  ◇ ◇

 宣言期間開始前

(先行4都県は今月7日、7府県は13日まで)

と、21日までの1週間平均の感染者数を比較

したのが<別表>だ。


 宣言解除はステージ4(爆発的感染拡大)の

指標を下回ることが目安とされる。

感染者数のステージ4指標は、直近1週間で

人口10万人当たり25人。

実際の各都府県の人口に換算し、1日平均の

感染者数として併記した。

例えば、東京はステージ4脱却には、500人を

下回る必要がある。


■宣言発令前と直近の増減とステージ4指標


 首都圏1都3県の中間結果は“全滅”だ。

感染者数は発令前より減るどころか、大幅に

増え、ステージ4の脱却指標からもかけ離れ

ている。


 昨年末には「Go To トラベル」が全面停止

され、「静かな年末年始」が呼び掛けられた。

実際、年末年始の人出は減った。

その頃の行動が現在に反映されるはずなのに、

首都圏の感染爆発は加速したのだ。


■3月以降 変異種流行も


 他の地域もステージ4を脱したのは岐阜と

愛知のみ。

感染者数が目に見えて減ったのも、4割減の

栃木と2割減の愛知くらいだ。

他の5府県は横ばいか、微減で、今のところ

目覚ましい効果は表れていない。


 医療体制も厳しい状況だ。

病床使用率のステージ4の指標は50%だが、

20日時点で兵庫は79.5%と最も深刻。

東京は4000床確保し、入院患者2839人で

使用率は70%。

空きがあるように見えても、自宅療養と

入院等調整中が1万5000人を超え、実際は

パンク状態である。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)は言う。


 「まだ2週間なのでもう少し様子を見る

必要があります。対策を徹底して感染者を

減少に転じさせる県も出てくると思います。

ただ、昨年春よりはるかに深刻な状況なのに、

前回の宣言よりもかなり緩い規制なので、

なかなか効果が表れない面もある。さらに

気がかりなのが、ウイルスの変異種です。

現在の感染拡大はとくに低温などの環境に

よるもので、変異種が要因ではありません。

英国では変異種の出現判明から、2カ月後

に感染者が増えています。日本でも3月以降、

感染力が最大1.7倍とされる変異種が主流に

なる恐れもあり、一段と感染者数が増えるか

もしれません」


 21日静岡の60代女性が英国型の変異種

に感染していたことが新たに判明した。

緊急事態宣言はズルズル長引きそうだ。


★変異種に現行ワクチン効果なし!


 「新型コロナ変異種には現行のワクチンが

効かない」――海外の研究機関により、

こんな衝撃的な報告が相次いでいる。


 米ロックフェラー大が米ファイザー社と

米モデルナ社のワクチンについて変異種へ

の効果を検証した結果、南アフリカ型や

ブラジル型には従来型ウイルスに比べて

効果が3分の1に、英国型には半分に

なったという。


 一方、南アの国家感染症研究所は20日、

「南ア型変異種は新型コロナ感染症の抗体

から実質的または完全に逃れた」として、

現行ワクチンの効果は限定的だと指摘した。


 これでは新たな変異種が出るたびに新たな

ワクチンが必要となり、まるでイタチごっこだ。


【転載終了】

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 やはりというか、日本がワクチン摂取する

ときには効果が薄まっている可能性もあり

得ますね。


 ワクチン開発より、変異の速さが上回って

いると言うことなのでしょう。


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時事関係や自動車関係などの記事を書いています。

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