コロナ重症者5倍なのに病床確保4.4%増・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■菅政権の体たらく!

 コロナ重症者5倍なのに病床確保4.4%増

 公開日:2021/02/02


 新型コロナウイルスの感染者数は明らかに

減少傾向がみられる。

1日の感染者数は昨年12月21日以来、2000人

を下回った。

だが、安心してはいけない。

昨年秋以降、重症者用病床はスズメの涙ほど

しか増やせていないことが日刊ゲンダイの

調べで分かった。

変異株が蔓延すれば、さらに重症者数が膨れ

上がる可能性があり、予断は許さない。


  ◇  ◇  ◇


 「第3波は高齢者感染も多く、重症者数が深刻」

――そんな指摘が飛び交って久しい。

では、この間、重症者用病床はどれだけ増えたのか。

厚労省発表によると、昨年11月4日時点の重症者数

は319人だったが、今年1月27日時点では1569人

と約5倍だ(東京は国基準の数)。

他方、確保できた重症病床は3467床から3620床と

わずか4.4%しか増えていないのだ。


 菅首相は1月7日の会見で1都3県の重症病床へ

の補助金を約2000万円に引き上げる方針を表明した。

しかし、表明後の増床

(1月6日から27日までの増加)は38床(1%増)

だけ。

実際、27日時点の重症病床の使用率は東京113%、

沖縄72%と突出し、埼玉、大阪、兵庫、千葉は

6割超と高水準。

重症病床確保は完全に行き詰まっているのである。


 菅首相は1月7日の会見で1都3県の重症病床

への補助金を約2000万円に引き上げる方針を表明

した。

しかし、表明後の増床

(1月6日から27日までの増加)は38床(1%増)

だけ。

実際、27日時点の重症病床の使用率は東京113%、

沖縄72%と突出し、埼玉、大阪、兵庫、千葉は

6割超と高水準。

重症病床確保は完全に行き詰まっているのである。


 しかも、感染者が減っても、重症者数はすぐ

には減らない。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)は言う。


 「重症者の療養期間は数週間から月単位です。

しばらくは、重症者は病院に積み上がる。順調

に感染者数の減少傾向が続いても、重症者数が

減るのは早くて2月末ごろでしょう」


 厚労省のアドバイザリーボードは1日、

「重症者数、死亡者数は過去最多の水準で、減少

につながるには一定の時間が必要」との分析結果

を公表した。


 さらに、気がかりなのは変異株。

仮に2月末に重症者数が減少しても、一息つく間

もなく、変異株が重症者数を増やす恐れがある。

英国型変異株は重症化リスクを高める可能性が

あるからだ。


■感染者数は減少傾向でも 変異株でパニックの恐れ


 英バーミンガム大の研究チームによると、英国型

の感染者の検体からは、従来型より10~100倍の

ウイルス量が検出されているという。

量が多ければ、ウイルスは体中に広がる。

変異株の感染者はせきや筋肉痛、倦怠感などの症状

が出やすくなる傾向があるのだ。


 「高齢者は体のあちこちが弱っています。

変異ウイルスに感染すると、発症しやすくなり、

当然、重症化するケースも増えるでしょう。

目先の重症者数が減ったとしても、変異株の

蔓延に備えて、重症化病床の確保は引き続き

努力すべきです」(中原英臣氏)


 英国では昨年9月に変異株が出現。

ロンドンで感染者に占める割合は11月28日まで

は28%だったが、12月28日から今年1月2日の

期間には81%に上昇した。

日本では12月25日に初めて確認されている。

1日も英国への渡航歴のない埼玉の2人の感染

を確認。

変異株の国内感染者は計66人になった。

3月の大流行も十分あり得る。


 南アフリカやブラジルでは変異株の出現により、

ケタ違いの感染が拡大し、医療崩壊が起きている。

決して対岸の火事ではない。


【転載終了】

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 兎に角、第4波にならないよう、

気を引き締めていかなければならない

ですね。


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