コロナ倒産1000件突破!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ倒産1000件突破!
大苦境4業種の断末魔と3月の修羅場
公開日:2021/02/03
「1カ月後には必ず事態を改善させる」―。
根拠のない自信に満ちあふれた約束は、
やはり果たされなかった。
菅首相が2日、緊急事態宣言を10都府県で
来月7日まで延長すると表明。
新型コロナウイルス関連の経営破綻は
1000件に達し、雇用不安も増大。
会見で菅首相は
「重層的なセーフティーネットにより事業を
守り、雇用と暮らしを守り、困難を抱えた方
を支えていきます」と語ったが、
本気度が全然足りない。
「公助」の総動員が急務だ。
◇ ◇ ◇
会見に初めてグラフとプロンプターを導入
した菅首相は冒頭、
「全ての地域で緊急事態宣言を終えること
ができず、誠に申し訳なく思っています」と
謝罪。
飲食店の営業時間短縮、不要不急の外出自粛、
テレワークの拡大、イベントの人数制限など
を引き続き求めた。
暮らしの制約が続くのは言うまでもないが、
経済への打撃は「急所」と狙い撃ちされた
飲食店や取引先にとどまらない。
東京商工リサーチによると、新型コロナ関連
の破綻は累計1000件に達した
(2日午前10時現在)。
昨年2月の最初の破綻から、ちょうど1年。
業種別の最多は飲食業で、182件と断トツだ。
百貨店や小売店の休業のしわ寄せを受けた
アパレル関連(製造、販売)の91件、
工事計画の見直しが広がる建設業83件、
インバウンド消失が直撃する宿泊業が62件と
続く。
「アパレル業界を襲っているのは、衣服その
ものに対する需要減です。外出自粛やテレワー
ク導入などで、店舗に足を運ぶ機会が減った上、
巣ごもり生活で衣服を新調する動機も薄まって
しまった。都心部の店舗では、旅行・宿泊業
同様にインバウンド消失も響いています。建設業
については、住宅着工やリフォーム計画の見直し
のほか、コロナ不況で企業の設備投資が細った
あおりを食らった格好です。外食や小売りは閉店
が相次ぎ、リニューアルする体力がある企業は
確実に減っています」
(情報本部課長の増田和史氏)
■関連解雇は8.4万人超え
雇用不安も増大している。
厚労省によると、新型コロナ関連の解雇や雇い
止めは8万4883人(1日現在)に膨らんだ。
「新型コロナ発生から1年が経ち、企業の
資金繰りはどんどん苦しくなっています。政府
は中小企業などに対する無利子無担保融資の
上限を4000万円から6000万円に引き上げまし
たが、財務状況によっては減額されたり、追加
融資を受けられないケースも懸念される。経済
活動にブレーキをかけた打撃は1~2カ月の
タイムラグで表に出てくる。3月、あるいは
ゴールデンウイークあたりに倒産が急増する
可能性があります」(増田和史氏)
会見で菅首相は
「国民のみなさんの不安を少しでも解消するた
め、あらゆる方策を尽くし、私のすべての力を
注いで取り組んでまいります」と強調するも、
目新しい対策はなし。
その上、感染力の強い変異株の流入もあり、
先は見通せない。
経営や雇用の不安を和らげる新たな支援策を
早急に打たなければ、1カ月後にはさらなる
修羅場を見ることになりかねない。
【転載終了】
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今日の感染者数を見た限りでは、1ヶ月
延長しても感染者数が減るような感じでは
ないですね。
休業補償しての対策しかないのでは。
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