ANAを直撃! 森会長の女性蔑視発言で・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ANAを直撃! 森会長の女性蔑視発言で
五輪スポンサー継続は
公開日:2021/02/10
「女性がたくさん入っている理事会は
時間がかかる」
東京五輪・パラリンピック組織委員
会森喜朗会長(83)の女性蔑視の発言は、
今も国内外から非難を浴びている。
海外では一般人はもちろん、在日の
欧州連合代表部や、各国の大使館が
ツイッターで
「#DontBeSilent」「#男女平等」などと
添え、抗議の投稿を行う異例の事態が起き
ている。
国内では、4日夜に立ち上がった、
森会長の処遇の検討や再発防止を求める
オンライン署名だけでも、9日午前8時の
時点で約14万人も集まっているが、
資金面で東京五輪を支えるスポンサーから
「批判」や、「辞任」を求める声などは
聞こえてこない。
■ANA広報の見解は
公式パートナーの一社であるANAは
昨年9月、所属選手の競泳・瀬戸大也(26)
の不倫問題が発覚した際、契約を打ち切った。
不倫選手とは即座に契約解除しても、
男女平等というオリンピズムの原則を無視
する者が、大会の「顔」になっている
東京五輪の支援は継続するのか。
ANA広報部に聞いた。
◇ ◇ ◇
――ANAは昨年、不倫が発覚した瀬戸選手を
「イメージにそぐわない」と、契約を打ち切り
ました。
森会長の女性蔑視発言について、どう捉えてい
ますか。
「私どもは五輪の精神に則って、コロナを
克服した後の安心安全な世界の象徴として
開催されることを応援していきます」
――……と言いますと、どう受け止めている
のでしょうか。
「あくまで、オリンピック精神に則ってと」
――つまり、ANAとしては「大会組織委を
応援しているのではなく、五輪理念をスポン
サードしているため、森会長個人が何を言お
うと関係ない」ということですか。
「私どもといたしましては、五輪に関しては、
その精神に則った開催を期待する立場であり、
個々の発言にお答えすることは差し控えさせて
いただきます」
――莫大な費用が掛かる五輪スポンサーを続け
ることを、社内にはどう説明しているのですか。
「我々の航空業界もコロナの影響を受けてい
ますが、五輪を成功させて『安心安全』を
アピールしていきたいと考えています」
――(公式パートナーの)契約は続けると。
「そうですね」
◇ ◇ ◇
今回の森会長の発言に関するANAの正式な回答
は以下の通りだ。
「『多様性と調和』が東京オリンピック・
パラリンピックの核となる精神の一つであり
ます。その精神が尊重され、『コロナを克服
した後の安心、安全な世界の象徴として』
開催されることを期待しております」
コロナ禍に喘ぐANAホールディングスは
先月29日、2020年4月~12月期の連結純損益
は3095億円の赤字と発表。
大量の人員削減、賃金減らし、外部企業への
多数出向など生き残りに必死だ。
五輪のスポンサー継続に社員から文句は出ない
のだろうか。
【転載終了】
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ANAも厳しい経営下での五輪危機は企業
危機に直結するかも知れないですね。
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