森会長を辞任に追い込んだ五輪最大の興行主!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■女性蔑視発言の森会長を辞任に追い込んだ

 五輪最大の興行主

 公開日:2021/02/11


 遅きに失したと言わざるを得ない。

国内外から批判の声が出ていた女性蔑視発言

の責任を取り、12日の

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会

の緊急会合で会長職を辞任すると報じられた

森喜朗会長(83)のことだ。


 東京五輪の“壊し屋”とも呼ばれ始めていた

森会長。

2月4日の謝罪会見で潔く辞任を公表して

いれば、ここまで大事にはならなかった

かもしれない。

もっとも、IOC(国際オリンピック委員会)で

さえ、当初は「問題は解決したと考えている」

とのコメントを発表し、不問に付す姿勢を示し

ていたから、森会長本人も「俺は大丈夫」だと

思っていただろう。


 だが、そんな森会長の居直る姿勢は皮肉にも、

五輪という巨大イベントを操る本当の“興行主”は

誰なのかという実情をあらわにする形となった。

“興行主”とは、米4大ネットワークのひとつ

NBCだ。

NBCはIOCと、2014年のソチ冬季大会から32年

の夏季大会まで約120億ドル(約1兆3000億円)

の放映権料を支払う契約を結んでいる。


 NBCは公式サイトで、

〈東京五輪のトップである森会長は大坂なおみ

から性差別に関して非難を受けた。彼は去らね

ばならない〉と題した記事を意見掲載。

〈彼(森会長)は今、五輪の聖火を落とした〉

と痛烈に批判。

すでに大会開催事態が危ぶまれているなか、

“興行主”にとっては、これ以上の五輪に対する

マイナスイメージの拡大は避けたかったのだろう。


 そしてこの記事は、収益の8割を放映権料が

占めると言われるIOCにとっても衝撃だったに

違いない。

IOCが突然、「問題は解決」とした姿勢を翻し、

「(森発言は)完全に不適切」とした声明を

発表したのも理解できる話だ。


 NBCに最後通牒を突きつけられ、追い込まれ

辞任となった形の森会長だが、これで一件落着

とはいかないだろう。

蔑視発言の場で笑っていた他の関係者に対して

も処分を求める声が出るのは時間の問題だ。


【転載終了】

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 IOCの手のひら返しはNBCの圧力ですか。


 NBCの圧力がなかったら、IOCは終わった

で押し通すつもりだったのでしょうね。


 要する、日本の世論は無視された可能性も

あったということでしょうかね?


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