橋本新体制で“聖火の乱”!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■橋本新体制で“聖火の乱”!

 組織委のリレー運営に地方猛反発

 公開日:2021/02/19


 迷走の末、女性蔑視発言で辞任した

森元首相の後任に決まった

東京五輪・パラリンピック組織委員会

の橋本聖子新会長。

18日の会見では、神妙な面持ちで

「深く反省している」と過去の

セクハラ問題をわびたが、今後は

「中止」の判断を含め難しいかじ取り

を迫られる。

早速、自治体からは

「聖火リレーに協力できない」と不満

が噴出。

トップ人事のドタバタを機に“聖火の乱”

が顕在化してきた。


  ◇  ◇  ◇


 「現状では五輪開催に反対」

「聖火リレーにも県としては協力でき

ない」――。

17日の会見でこう主張したのは、

島根県の丸山達也知事だ。

念頭にあるのは、政府や都の新型コロナ

対策の不備。

同県は聖火リレーの警備費用など

約7200万円を予算化しており、知事の

判断でストップも可能だ。

ズサンな対策が解消されなければ、

五輪には協力できないと迫った格好で

ある。


 「丸山さんは保守分裂となった2019年

の知事選で、自民党本部の推薦候補を破り

当選。当時、対立候補を支援した地元重鎮

の竹下亘・元総務会長は18日、『知事の

発言は不用意』と不快感を示したように、

知事と党本部はいまだに険悪です。リレー

中止発言は党本部から『菅自民への“口撃”』

とみられています」(政界関係者)


 丸山知事の発言に政局的な側面があるとは

いえ、聖火リレーを巡っては、以前から地方

の不満がくすぶっていた。


 東京五輪に関し著書がある作家の本間龍氏

が先月21日、読書家の清水有高氏が運営

するユーチューブチャンネルで興味深い発言

をしている。


 本間氏によると、組織委は1月中旬、

都道府県の担当者を集め、聖火リレーの開催

要領に関する説明会を開催。

都道府県側に

「聖火リレー実施日から30日前に緊急事態

宣言が出されていた都道府県では、リレーを

中止するということでどうか」と提言した。


■担当職員はゲンナリ


 すると、都道府県側からは異論が噴出。

「リレーをやれる県とやれない県で差が出るの

は不公平だ」

「どこかで宣言が出ていたら全国で中止すべき」

といった意見が出たという。

結局、結論は出ずじまい。

ある組織委関係者はこの会合の事実を認めた上

で、日刊ゲンダイに

「説明に当たった組織委職員は心身共に弱り果て、

疲れ切っていた」と打ち明けた。


 鳥取、広島両県知事も


「丸山知事の気持ちは分かる」と同調。

コロナ禍での聖火リレー開催を巡り、かねて地方

には不満のマグマが鬱積していたということ。

それが、組織委のトップ人事のゴタゴタをきっか

けに表面化したわけだ。


 改めて本間氏に聞いた。


 「予定通りランナーに走ってもらうのか、聖火

到着式だけに簡略化するのか、それとも一切走ら

ないのか、組織委は各自治体に一律の指針を示し

ていません。運用方針がハッキリしない上、経費

は自治体負担。不満噴出は当然です。丸山知事の

ような意見は、以前から地方の間でくすぶってい

た。そんな中、組織委は会長人事でドタバタです

から、『もう協力できない』と怒りの声が上がる

のは自然の流れでしょう。今後も同様の動きが

拡大する可能性があります」


 リレーは来月25日スタート。

橋本新会長に「聖火の乱」を平らげられるのか。

「政治の父」の森元首相の政治力に頼ったら、

本末転倒である。 


【転載終了】

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 ワクチンも当てにならず、元が不明なE484k

の確認されているので五輪開催も不透明です。


 相当難しい舵取りになると思われますね。


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