変異株“第4波”到来の危機 緊急事態宣言「先行解除」が招く!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■変異株“第4波”到来の危機 緊急事態宣言
「先行解除」が招く
公開日:2021/02/24
大阪、兵庫、京都の知事は23日、
西村経済再生相と会談し、3月7日が期限と
なっている緊急事態宣言について、今月末を
めどに先行解除するよう要請した。
会見で西村大臣は、愛知、岐阜の中部2県の
解除要請も含め
「専門家の意見を聞いて適切に判断する」と
語った。
政府は福岡も含め6府県の先行解除を検討し
今週中にも決定する。
しかし、1週間前倒しで解除して大丈夫
なのか。
6府県のコロナ感染者数は減少ペースが
スピードダウンし、下げ止まっている状態だ。
下げ切らないタイミングでの先行解除には、
いくつもリスクがある。
これから、春休み、卒業、入学、年度替わ
りの異動、花見と、人が集まるイベントが
目白押しだ。
ポカポカ陽気の中、宣言解除後は一気に人々
の行動が活発化する可能性が高い。
コロナ第1波も、昨年3月の3連休の活発な
人の移動が感染を急拡大させた。
加えて、気がかりなのが感染力が強く、
重症化リスクが高い変異株だ。
年末に国内で見つかってから約2カ月。
そろそろ流行の主流になってもおかしくない。
■危ない前のめり
東京都のモニタリング会議のメンバーで
ある国立国際医療研究センターの大曲貴夫
医師は、変異株の流行に備え、東京の1日
当たりの新規感染者数を50人以下に抑える
べきとの見方を示している。
東京の場合、緊急事態宣言を解除するのは、
50人以下がひとつの目安ということだ。
先行解除が検討されている6府県について、
都の感染者「50人以下」をそれぞれの人口
に合わせて換算し(カッコ内)、直近の
新規感染者数(22日までの1週間平均)と
比べた。
大阪89人(31人)、兵庫40人(19人)、
京都14人(9人)、愛知50人(27人)、
岐阜12人(7人)、福岡57人(18人)
――と東京の「50人以下」水準を下回る府県
はひとつもない。
先行解除で気が緩めば、変異株が主流の“第4波”
を許しかねない。
「6府県の流行は収まったとは言えません。
先行解除後、すぐに感染者数が上昇に転じるか
もしれません。期限までもう1週間、どうして
様子を見ないのか。首都圏より先に解除という
パフォーマンスに見えます」
(西武学園医学技術専門学校東京校校長の
中原英臣氏)
慎重に検討すべきだ。
【転載終了】
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前から、変異種が感染拡大の主流になるの
は3月頃だとの予測があり、どうして、様子
を見ようとしないのでしょうか?
第四波になったら、今度こそロックダウン
しないと数年に及ぶ可能性もあり得ます。
一つの希望はワクチンです。
しかし、免疫逃避型変異(E484K 変異)と
なると、どこまでワクチンの効力が期待でき
るか・・・
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