浮上する緊急宣言「3.21全国拡大」変異株感染が各地で続々!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■浮上する緊急宣言「3.21全国拡大」
変異株感染が各地で続々
公開日:2021/03/08
3月21日まで延長された首都圏1都3県
の緊急事態宣言。
2週間だけの延長では大きな効果は期待
できず「再々延長」もささやかれる。
実際、足元の感染状況は、減少ペースの鈍化
から上昇傾向に転じ、感染力の強い変異株も
各地で確認が相次ぐ。
首都圏に絞った緊急宣言だけでは感染者増を
抑えられず、全国に拡大せざるを得ない可能性
も浮上している。
◇ ◇ ◇
7日までの1週間平均の新規感染者数を、
前週(2月22~28日)と比較した(別表)。
全国の感染者数は5日、約1カ月半ぶりに
前週比増加に転じ、7日も3%増えている。
前週より増えたのは19道府県に上る。
宮城は8.6人が23.9人へと大幅増だ。
東京は92%で小池都知事が繰り返していた
目標「前週比7割」には遠く及ばない。
感染者数を上昇させていると思われるのが
変異株だ。
厚労省はきのうまでに空港検疫の57人と
20都府県の194人の変異株の感染者を発表
している。
他に、愛媛で変異株の可能性が高い検体が
4例判明。
6日に初めて変異株の疑いがある検体が
9例確認された北海道では、きのうも4例
見つかった。
■九州から北海道まで次々と
変異株のスクリーニング検査は陽性者の
わずか1割程度。
少ない検査にもかかわらず、本州、
九州(鹿児島)、四国、北海道でも判明して
いる。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「19道府県で感染者数が前週より増えて
いるのは、変異株と関係がある可能性が高い。
変異株が流行の主流になっていくのはこれ
からで、過去にない勢いで感染が急拡大する
恐れがあります。すでに変異株は北海道から
鹿児島まで広がっています。もはや、首都圏
だけの緊急宣言や、飲食店限定の規制では
変異株の猛威に対応できない。全国に緊急
事態宣言を発出し、外出自粛の徹底など強い
対策でしか、感染拡大を抑えられない事態に
もなりかねません」
英米などの研究チームは3日付の科学誌
「サイエンス」で英国型変異株の感染力は
従来型より1.43~1.9倍強いとの推定を発表
した。
これまでは、最大1.7倍と推定されていた。
従来の感染対策では太刀打ちできない可能性
がある。
すでに変異株は市中に蔓延している恐れが
ある。
大阪では民間の医療機関が保管していた
約80人の検体のうち、46人が変異株の疑い
のある結果が出た。
首都圏の緊急宣言の期限は21日。
再々延長どころか、全国一斉の緊急宣言が
現実味を帯びてきた。
【転載終了】
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ここまできたら、PCR検査を徹底しない
と、いつまで経っても収束の目処は立たない
でしょうね。
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