大阪のコロナ死増は変異株蔓延が原因か・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■大阪のコロナ死増は変異株蔓延が原因か
英国型は致死率2倍
公開日:2021/03/12
国内で確認が相次ぐ新型コロナの変異株。
厚労省発表の感染者数(9日時点)は
21都府県で271人と1カ月前の4倍に膨れ
上がっている。
そこへ、国内の変異株の96%を占める英国型
の致死率が最大2倍――。
英国の研究結果に衝撃が走っている。
◇ ◇ ◇
研究結果は10日、英エクセター大などの
研究チームが英医学誌
ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)
で発表した。
研究チームは昨年10月から今年1月までの期間
に英国型変異株に感染した約5万5000人と、
年齢、性別、居住地、感染時期などがよく似た
従来型の感染者約5万5000人とを比較した。
死者は従来型141人に対し、変異株は227人
だった。
変異株の感染者の致死率は従来型の1.3~2倍に
なる。
英国型は感染力が最大1.9倍とされてきたが、
致死率まで2倍とは驚きだ。
気になるのが、死者数が全国で2番目に多く、
変異株が最多の大阪だ。
札幌医大フロンティア研ゲノム医科学が取り
まとめた
「人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移」
によると、大阪の人口100万人あたりの死者数
(10日時点)は129.9人と全国平均66.6人の
約2倍。
昨年12月に旭川市の病院クラスターで死者が激増
し、それ以来最多が続いていた北海道(132.8人)
を追い抜く勢いだ。
9日時点の大阪の変異株の感染者は全て英国型
で62人。
吉村大阪府知事は11日、変異株が多いことに
ついて
「過去検体も含めて徹底的に調査しているという
ことから判明数が多い」と自慢げだったが、
ちょっと待ってほしい。
府の検査は1月20日~3月3日の検体から287人分。
この期間の府内の感染者数は8271人なので、
わずか3.4%に過ぎない。
ちなみに、厚労省発表の2月22~28日の全国の
変異株の検査実施率は17%だ。
■「567人の検体調査で解明できる」
しかも、大阪府の検査には府内の感染者の4~5割
を占める大阪市の感染者はほとんど含まれていない。
府内の変異株の実態把握は決して十分とは言えない。
それでも、全国最多の変異株が確認されているのは、
大流行している可能性があるということだ。
致死率が高い変異株が大阪で蔓延しているから、
死者数が多いのではないか――。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「大阪の変異株の検査があまりにも少ないので、
断定はできませんが、致死率が高い英国型の流行
が府内の死者数を増やしている可能性はあります。
もし、吉村知事が本気で実態を掴む気があるなら
ば、1月以降の死者の検体について変異株の検査
をすればいい。簡単なことです。変異株と死亡の
関係についての有益なデータにもなります」
大阪の死者1146人のうち1月以降は567人。
吉村知事はこの検体をすぐに調査すべきだ。
【転載終了】
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吉村府知事も、色々パフォーマンスして
いますが、結果が出せない知事ですかね?
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