コロナ第4波が聖火リレーを直撃 開催府県8割で感染者急増!

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■コロナ第4波が聖火リレーを直撃

 開催府県8割で感染者急増

 公開日:2021/03/22


 1都3県に出されていた緊急事態宣言が

21日で解除された。

菅首相は21日の自民党党大会で

「リバウンドを防ぐ。一進一退はあっても、

必ず先に明かりが見えてくる」と語ったが、

すでにリバウンドは始まっている。

明かりが見えるどころか、25日から始まる

聖火リレーの雲行きが怪しくなってきた。


 ◇  ◇  ◇


 聖火リレースタートから1カ月後の4月24日

までに開催される15府県の感染状況をまとめた

(別表)。



21日までの1週間平均の感染者数を前週と比べ

ると、8割に当たる12府県で増加している。


 この先、感染力の強い変異株が流行の主流に

なるのは確実。

ちょうど聖火リレーが行われる頃、感染者数が

急増し、目も当てられない事態になりかねない。


 聖火リレーは福島から南下していくが、

5番目の岐阜までいずれも感染者が増えている。

長野は前週比2・6倍と大幅増。

21日も19人の新規感染者が確認された。


 さらに、福島に隣接する宮城と山形の感染状況

が深刻なのも聖火リレーに影響を及ぼす恐れが

ある。

第3波を上回る感染者数が確認されているのだ。


 宮城の感染者数は前週の43人から90人へと倍増。

第3波のピークは1月14日の87人だったが、

17日から100人前後で推移。

21日は112人と過去最多だった20日の125人に次ぐ

2番目の多さだった。

宮城の人口は東京の6分の1なので125人は東京

なら750人に相当する。


 山形は前週の1.5人から13.1人へと8.7倍に

膨れ上がっている。

21日は昨年12月12日の22人を大幅に上回る31人の

感染者が確認され、過去最多を更新した。

東京なら400人超だ。


■イベント縮小や中止の動きも


 4月9日の和歌山から聖火リレーが開催される

関西も上昇傾向が顕著だ。

大阪の直近の1週間平均は121人で前週の1.3倍。

大阪は変異株が全国最多レベルで、変異株の拡大

を思わせる。


 大阪を取り囲む和歌山、奈良、徳島、香川も

ジワジワ増えている。

これらの県はすべて変異株が確認されていて、

県外由来も少なくない。

大阪の変異株が近隣県に飛び火している可能性が

ある。


 西武学園医学技術専門学校東京校校長

の中原英臣氏(感染症学)が言う。


 「現在は第4波の入り口ともみられますが、

この段階で宮城と山形の1日の感染者数が

第3波のピークを大幅に超えたのは重大です。

第3波は大きな波でしたが、第4波のスケール

ははるかに超える恐れがあります。第3波では

影響がほとんどなかった変異株の流行が第4波

では本格化していくわけですからね。聖火リレー

どころではなくなるのではないでしょうか」


 感染者の増加傾向を受けて、聖火リレーは

関連イベントの縮小や取りやめの動きが出ている。

感染拡大地域では、開催自体が怪しくなってきた。


【転載終了】

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 なんか、ヤバそうな数字ですね。


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