4.9から関西・四国リレー・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■4.9から関西・四国リレー・・・
聖火がつなぐ変異株の感染爆発
公開日:2021/03/29
緊急事態宣言の解除、ポカポカ陽気、
お花見、人出の増加、歓送迎会、卒業旅行、
そして変異株・・・。
新型コロナウイルスの感染再拡大の材料は
尽きない。
実際、全国各地に急激なリバウンドが
広がっている。
このままでは、あちこちに「まん防」
(まん延防止等重点措置)を発動する事態
になりかねない。
◇ ◇ ◇
厚労省の発表によると、1週間平均の
新規感染者数が前週に比べて増えたのは
26日時点で28都府県、横ばい(1倍)2県、
微減(0.9倍以上)が6道県となっている。
感染を抑えているのは山梨、鳥取、島根、
宮崎くらいだ。
■41都道府県に拡大
感染を広めているとみられるのが変異株だ。
厚労省の最新発表(23日時点)では、変異株
が確認されているのは26都道府県だが、
自治体発表を追加すると、28日までに
41都道府県に上る。
見つかっていないのは、岩手、山形、鳥取、
長崎、熊本、宮崎の6県のみである。
直近でも、佐賀(25日)、島根、
秋田(26日)、山口(28日)で初めて変異株
の疑いがある感染者が確認された。
きのうの山口の感染者は今月中旬に関西地方
に旅行していた。
西武学園医学技術専門学校東京校校長
の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「先週のうちに、宮城、山形と大阪に
『まん防』を発動しておくべきでした。
今からでもすみやかに発動すべきですが、
ここまで全国的に感染が広がってしまうと、
一部の地域だけに発動し、感染拡大を抑え
るのは難しい。ほぼ全ての都道府県を対象
に発動し、全体で抑え込むしかありません。
事実上の緊急事態宣言の全国拡大ですね」
■目も当てられない増加傾向
急激な感染再燃焼は聖火リレーにも影響しそ
うだ。
とくに、4月9日の和歌山から始まる
「関西・四国シリーズ」が危ぶまれる。
既にこのエリアで感染が急拡大しているからだ。
開催7府県の28日までの1週間平均の
新規感染者数を前週(15~21日)と比較した
(別表)。
減少したのは高知のみ。
愛媛は前週比19.7倍と深刻。
過去最多となった25日の59人は、東京の人口に
あてはめれば600人超に相当する。
3日連続300人超の大阪は2.1倍。
大阪との往来が盛んな徳島は11.6倍と、目も当て
られない増加傾向だ。
「足元の感染状況がピークとは思えません。
変異株が本格化するのはこれからです。関西
と四国を聖火ランナーが走る頃には、第3波
を上回る規模の感染状況になっている可能性
は十分あり得ます。そんな中で、国民の健康
を横に置いて、聖火リレーを強行するのは
疑問です」(中原英臣氏)
コロナよりお祭り騒ぎ――国民の健康は
二の次だ。
【転載終了】
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我が市も4/1から聖火リレーが始まります
が、ここに来て県外ナンバーの車が目立って
きています。
市の感染者も増えてきている中で、聖火リレー
で「密」にならなければいいのですが。
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