5月中旬「第4波」襲来は不可避・・・

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■ワクチン接種フル回転でも

 ・・・5月中旬「第4波」襲来は不可避

 公開日:2021/03/31


 「完全に勇み足だ。撤回しておわびする」


 河野ワクチン担当相は30日の会見で補佐官

の事実誤認発言を認め、謝罪した。

小林史明・大臣補佐官は28日出演の

フジテレビ番組で

「接種会場ごとに打つ(新型コロナ)ワクチン

(の種類)を決めていく。それは公表されるの

で、会場を選べば打つワクチンを選ぶことがで

きる」と語っていた。


 相変わらずの迷走ぶりだが、29日は

米ファイザー製のワクチン輸入第7便

(70万5510人分)が到着した。

これで日本に届いた量は計275万725人分。

4月の到着予定は最大612万7875人分と、

かなりのペースアップを見込むものの、

4月末時点の確保見込み量は計887万8600人分だ。

ファイザーと契約した年内供給量7200万人分の

12.3%に過ぎない。


 おかげで接種ペースは世界に出遅れている。

先行接種を受ける医療従事者480万人のうち1回目

を終えたのは、29日時点で82万5704人。

2回目は6万4958人と、医療従事者全体の約1.4%

にとどまる。


 それでも政府は5月10日の週までに医療従事者

全員の必要量の配送を完了、

6月末には高齢者3600万人分の供給を完了と強気

の姿勢を崩さない。

実現には5、6月に1週平均でザッと約361万人分

の供給が必要となる計算だが、現状1便あたりの

平均供給量は約39万人分だ。

1週間あたり、その9.3倍の供給ペースを維持しな

ければならない。


 ワクチン接種を急いでも、過度な期待は禁物だ。

筑波大の倉橋節也教授(社会シミュレーション学)

らのグループのAI試算によれば、この先、

東京で昨年夏と同じペースで感染が再拡大する場合、

5月半ばに「第4波」のピークを迎える。


■都内の新規感染者1650人


 仮にワクチン接種ゼロだと、1日あたりの

新規感染者数は1850人。

予定通り4月12日に高齢者の優先接種を始め、

毎日人口の0.3%にあたる約3万5000人に滞りなく

接種しても、1日の感染者は1650人と、10.8%の

減少効果しか得られないという。


 接種ペースが遅滞するほど感染の猛威に拍車が

かかるのは必至。

もはや「第4波」は避けられないのか。


【転載終了】

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 ワクチン調達に失敗したということですかね。


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