コロナ禍長期化「200万人余剰人員」が・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■コロナ禍長期化「200万人余剰人員」が
ホンモノの失業者に
公開日:2021/04/03
新型コロナウイルスの感染拡大は「第4波」
に突入した可能性が高い。
いったい、いつまでコロナ禍は続くのか。
先が見えない状況だ。
懸念されているのが、雇用の悪化だ。
これ以上「コロナ不況」が続けば、
現在200万人以上もいる「企業内失業者」が、
ホンモノの失業者になる恐れがある。
内閣府が3月31日に公表した
「日本経済2020―21」(ミニ経済白書)
によると、2020年10月~12月期、
企業は238万人の余剰人員を抱えていると
いう。
社内に仕事がなくても、なんとか雇用を
守っている企業が大半だが、コロナ禍が1年に
及び、さすがに抱えられなくなりつつある。
東京商工リサーチによると、2021年
1~3月期に「早期・希望退職」を募集した
上場企業は41社と、前年同期(23社)の
2倍になっている。
41社のうち、新型コロナを実施理由の一つ
にあげた企業は27社。
全体の65%を占めた。
これ以上、コロナ禍が長期化すると雇用は
一気に悪化する恐れがある。
東京商工リサーチの友田信男情報本部長
がこう言う。
「政府は雇用を守るために、雇用調整助成金の
助成率を最大全額(日額上限1万5000円)と
する特例措置を実施しています。それでも早期
退職を募る企業が増えている。ゴールが見えたり、
短期決戦なら経営者も耐えられるが、先が見えな
いと不安を募らせてしまうのでしょう。最悪なの
は、雇用不安が強まると、消費が落ち込み、景気
を悪化させ、さらに雇用を悪化させてしまうこと
です」
国民全員にワクチンが行き渡るのは、1年以上先
だとみられている。
このままでは、失業者が続出しかねない。
【転載終了】
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先月、「コロナ禍が長期化するとリストラ
の可能性がある」。
と、書きましたが、予想どうりになってきて
しまいました。
特に、コロナ慣れしていて、もう怖くない
という若者に警告したつもりなのですが。
企業は、数年ほど前から中堅層のリストラ
を進めてきました。
これからとなると、後は若手からリストラ
することになる可能性も?
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